作品名
「疑惑とダンス」 ‘19年度作品
監督
二宮 健
出演
- 徳永 えり
- 木口 健太
- 小村 昌士
あらすじ
大学時代の友人であるカンナ(徳永えり)とマサオ(木口健太)が結婚することになった。それで大学のダンスサークルの友人が久しぶりに集まってパーティを開くことにした。
パーティの準備をするコムラ(小村昌士)の店に、いち早くやってきたのがマサオだった。二人で昔話をしている時に問題が発生した。コムラは以前、カンナと関係をもったことがあるのを洩らしてしまった。それを聴いたマサオは無言で出て行った。
やがてパーティに参加する5人が集まった。あと一人、マサオが来たら全員が揃うことになるが、マサオはなかなか現れない。マサオを待つ間に5人はどうでも良いような話を始めた。
マサオが入ってきた。激動の第2幕が開いた。
お勧めポイント
シュールなコメディ作品です。
登場人物は6人だけです。しかも本作のすごいのが脚本なしのアドリブだけで撮り終えた異色作です。わずか53分の作品ですが、それもこの理由を知れば当然とも言えます。
2部構成になっていて、第1部は和気あいあいとした内容で、激動の第2部の前に登場人物のダンスがあります。この1部と2部の間のダンスは皆さん楽しくキレキレダンスをしてます。第2部が終わった後にもダンスがありますが、最初のダンスと大違いなのが笑えます。
そして激動の2部は怒涛の会話の応酬で、こんな場面を見せられる観客は怒りたくもなります。
コムラのオタク(?)ぶりも不気味さが漂います。誰かが嘘をついているのか?誰が真実を言っているのか?
徐々に『それで。どうするの?』と一緒になって落し処を考えてしまいます。
アドリブではありますが話の展開が早く、膨らみもあり、6人の役者さんたちの凄さを感じます。さて真実はどうなのか?ラストを楽しんでください。
活気あふれる6人の激動53分をお楽しみください。
ポイント
笑える度 ★★
ファイト度 ☆☆☆
ほのぼの度 ★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★


