作品名
「あの空に太陽が」 ‘75年度作品
監督
ラリー・ピアース
出演
- マリリン・ハセット
- ボー・ブリッジス
あらすじ
女子スキーのジル・キンモント(マリリン・ハセット)は1956年の冬季オリンピック選手だ。
しかし競技中に事故を起こし、脊髄を損傷してしまった。すぐ復帰するだろうと思われたが、車椅子生活が続くことになった。同じくスキー選手の彼氏はそんなジルを見ていられなくなり、姿を消した。
落ち込んだジルを励ます友人の中にスキー選手のディック(ボー・ブリッジス)がいた。最初は気が合わないと思ったジルだが、ディックの熱意に次第に惹かれるようになった。
結婚を誓った二人だったが、ジルの家へ向かうディックにアクシデントが発生した。
友人の勧めで大学に入学したジルは、教師になることを薦められた。だが車椅子の教師は認められていないと知ったジルは、必死に食い下がった。
お勧めポイント
ジル・キンモントさんの実話を基にしたヒューマンドラマです。
この作品、リアルタイムで映画館で観ました。どうしてこんなに次々と悲しみがやって来るのだろうと思いながら観たのを覚えています。悲しいシーンを癒してくれる爽やかな音楽も耳に残りました。「そよ風の誘惑」「フィジカル」などで有名なオリビア・ニュートン・ジョンさんが歌う主題歌です。
必死にリハビリを続けて、その成果を恋人に見せる日が来ました。でも主人公と恋人の間に、怪我への思い込みが違うのをまざまざと見せられるシーンは、恋人を諭してあげたくなります。
悲しみに堕ち込む主人公に再び立ち上がる力を与えたのは、周りの友人や家族でした。たくさんの人に支えるのは、ジルがとても魅力的な人だからです。放っておけない、何か力になりたいと思わせる人です。教師に向いていると思えるのも、彼女なら優しく子供たちを包んでくれると分かるからです。
主演のマリリン・ハセットさんは清楚な美人です。本作の主人公にピッタリの女優さんです。本作以外にヒット作に恵まれていないのが残念に思えます。本作は「続・あの空に太陽が」として、この作品の続編が作られるほどヒットしました。
共演のボー・ブリッジスさんは俳優一家のお一人です。父親のロイド・ブリッジスさんや弟のジェフ・ブリッジスさんが有名です。本作では主人公を支える重要な恋人役を演じています。続編でも同じです。
本作を見ると自分も何かをしなければという気になります。仮に何もできなくても自分が気がついていないだけで、本作の主人公のように、みんな世界で一人だけの貴重な存在です。
本作と同名の韓国ドラマがありますが、こちらとは無関係です。
それでは良い週末をお迎えください。
ポイント
笑える度 ★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★★★


