作品名
「あやしい彼女」 ‘16年度作品
監督
水田 伸生
出演
- 多部 未華子
- 倍賞 美津子
- 要 潤
あらすじ
73歳の瀬山カツ(倍賞美津子)は、パワフルなオバアチャンだ。いつも元気に動き回っていた。
カツには一人娘がいるが、旦那はその一人娘がお腹にいる時に事故で死んでしまっていた。娘は離婚したが一人息子が一緒に住んでいた。
ある晩、娘と喧嘩してトボトボ歩いていたカツのカバンを、バイクに乗った男が奪った。必死に追いかけるが、73歳のカツが追いつけるはずはなかった。だがカツはバイクに追いついてカバンを奪い返すことに成功した。
ひったくり犯に説教を始めたカツは、自分の顔が若返っているのに気付いた。
若返ったカツに知り合いはいない。誰もカツだと気付かない。たまたま出くわした幼馴染に、自分は孤児で行くところのない大鳥節子(多部未華子)だと話した。かわいそうに思った幼馴染は節子を家においてやることにした。
のど自慢に偶然出場した節子の声を聴いたプロデューサーの小林拓人(要潤)は、その声の虜になった。
お勧めポイント
韓国映画『怪しい彼女』を日本版にリメークした青春コメディです。
73歳のオバアチャンが20歳の娘に突然若返ります。その役を多部未華子さんが演じるのですが、その口ぶりが73歳を演じる倍賞美津子さんの分身ではないかと思えるほど、そっくりです。20歳の女性の中身は本当に73歳ではないのかと思ってしまいます。
実際は73歳ということですから、のど自慢等で唄う曲は懐かしのヒット曲です。誰もが聞いたことがある曲ですが、哀愁漂うメロディに涙が出てきます。
節子の言動すべてに昭和を感じます。分かる人にはわかる笑えるネタの宝石箱です。いろいろな世代と一緒に見るとどれがそうかと突っ込めます。
モールで子供を怒鳴りつけた親子を諭すしぐさは人生経験の豊富なオバアチャンでなければ出来ない立派なものです。
皆さんはもう一度人生をやり直せるなら、どんな人生を思い描きますか?そんな馬鹿げた事を考える気にもならないと思われるかもしれません。でも考えてみる(夢見る)だけで、とてもHappyな気分になれると思います。
さて、節子は元の齢に戻れる方法を知りますが、どうするのでしょうか?この辺りから、だんだんヒューマンドラマになっていきます。
皆でワイワイ言いながら楽しんでくださいね。もちろん一人突っ込みでもOKですよ!
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★★


