作品名
「フェアウェル」 ‘19年度作品
監督
ルル・ワン
出演
- オークワフィナ
あらすじ
ニューヨークに住むビリー(オークワフィナ)は、中国系アメリカ人だ。中国には祖母のナイナイが住んでいるが、肺がんで余命3ヵ月との知らせが届いた。
親戚は挙ってナイナイに会いに行きたがったが、皆で押しかけたら余命を聞かされていないナイナイに勘ぐられてしまう。
そこで皆が一同に集まれる口実に、いとこが結婚するとでっち上げた。
当然、ビリーも行きたがったが、ナイナイに自分が病気であることを隠し通したい家族に、感情がすぐに顔に出るビリーの出席は反対されてしまう。
それでもナイナイに会いたいビリーは無理やり中国へ向かった。
かくして盛大な結婚式が行われた。ビリーは必死に感情を隠しながら披露宴は進んだ。
お勧めポイント
実体験を基にしたハートフル作品です。口コミ人気で少しずつアメリカで評判になった作品です。
この作品のキャッチフレーズに
「愛する祖母に最後に伝えるのは<真実>それとも<優しい嘘>」とあります。
皆さんならどうされますでしょうか?どちらかが正しいということはありませんが、祖母のナイナイ自身は人生に対する考え方を物語中で述べます。1時間26分頃からのセリフを聞いてください。ここでその言葉は紹介せず、物語を見て自分で感じてください。私も大好きな言葉です。
この作品は、大切なことを分かり易い表現で教えてくれます。
主演は「ジュマンジ/ネクスト・レベル」にも出演されているオークワフィナさんです。声の出演が多い役者さんです。
一番の盛り上がりは披露宴のシーンですが、そこで親戚たちと繰り広げるゲームが楽しそうです。ルールは知らないですが、観ているだけで何となく分かります。
診断結果をナイナイに隠すために診断書の偽装をしてくれるショップが登場するのは中国らしいですね。
ラストは曲と共に涙が出ます。そして終わりかと思ったら、、、笑顔で締めくくってくれました(笑)
エンドロールで流れる中国語の「Without you」も笑顔で終わる余韻にぴったりで聞き入ってしまいます。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★★
スッキリ度 ☆☆☆☆
感動度 ★★★★


