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No.686 ウェディング・ハイ

作品名

「ウェディング・ハイ」 ‘22年度作品

監督

大九 明子

出演

  • 篠原 涼子、中村 倫也

あらすじ

 彰人(中村倫也)と遥は、出会って1年で結婚することに決めた。
 
 二人は結婚式場を選んだ。そして誰を招待するのか、誰にスピーチをお願いするのか、引き出物を何にするのか、決めなければいけないことは山ほどある。
 
 幸い、気に入った会場は、中越(篠原涼子)というベテランのウェディングプランナーが担当してくれることになった。
 
 おそらく最初で最後の結婚式になるだろうから、二人は真剣に考えた。実際には彰人は面倒くさがりで、遥の意見に合わせただけだった。
 
 近々の式場予約は割安になる。通常より10万円安くなると聞いて、披露宴の会場が過密スケジュールになっているのも気にせず、その日に決めた。
 
 結婚式の当日、招待した人はもちろん、あまり招待するつもりがなかった人も、そして遥の元カレなど、色々な人が披露宴にやってきた。
 
 ここで問題が発生した。余興担当の人々の熱意が入り過ぎて、時間が大幅に押してしまった。中越は二人に相談したが、二人は全ての余興の実施を望んだ。
 
 そうなると、中越が何とかするしかない。ベテランウェディングプランナーの腕の見せ所である。しかし、どうすれば良いのか?中越のキャリアで1番のピンチを迎えた。

お勧めポイント

 面白いです。楽しいです。声を出して笑ってしまいました。声に出して突っ込んでしまいました。ハートフルコメディ作品です。
 
 多くの人は披露宴に参加、あるいは自らの披露宴を経験されたことがあると思います。
 
 本作に登場する数々のエピソードは、そのいくつかを経験された人もあると思います。自分の披露宴でなければ、披露宴の舞台裏まで分かっていることは少ないと思います。披露宴関係者の人であれば、よくある話かもしれませんが、こんな状況に直面したらどうしたら良いのでしょうか?
 
 時間が押したときの色々なテクニックを、観ながら自分で考えてみるのが楽しいです。「やっぱりその手か」と思うものも、「あ、そんな手があったのか」と思うものまで、「なるほど、勉強になります!」というものが多く登場します。
 
 笑えるシーンが大多数ですが、ホロっと涙が出そうになるシーンもあります。
 
 『こんな披露宴に参加したい!』と思いますが、ここまで凄い披露宴に実際に参加することは有り得ないと思います。なので映画でじっくり安心しながら、ドタバタの披露宴を心から楽しんでください。

ポイント

笑える度   ★★★★★
ファイト度  ☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★★
スッキリ度  ☆☆☆
感動度    ★★★★