No.715 HELLO WORLD
作品名
「HELLO WORLD」 ‘19年度作品
監督
伊藤 智彦
出演
- 北村 匠海(声)
- 松坂 桃李(声)
- 浜辺 美波(声)
あらすじ
2027年の京都で高校生の堅書直実【カタガキナオミ】(北村匠海)の所へ、風変わりな男が、これまたちょっと変な三本足のカラスと共にやってきた。
彼は「俺の名前はカタガキナオミ(松坂桃李)だ。つまり10年後のお前だ。」と言い放った。直実とは背恰好が違うが、アバターである自分の姿は自由に変えられる。何よりもお前のことは一番知っていると、彼が隠していたアイドル写真集の場所を指摘した。
彼が未来からやって来たのは、悶々とした日々を過ごしている直実に彼女を作ってあげるためだと言う。しかも相手は同級生の一行瑠璃【イチギョウルリ】(浜辺美波)だと決めつけた。
しかし直実は、瑠璃のことは何とも思っていなく、むしろ自分のタイプではないと思っていた。だが未来のナオミは、瑠璃ほどカワイイ女性はいないといって聞かない。
直実が同意していないうちに、未来のナオミは行動を開始した。未来のナオミの姿は、直実にしか見えない。それを利用して、未来のナオミは直実のすぐ傍にいるのだが、さりげなく話す言葉どおりに行動しているうちに、だんだん瑠璃との距離が狭まってきた。
直実も瑠璃のことを知るにつれ、瑠璃のことが好きになっていった。
未来のナオミは、純粋に10年前の直実に恋のアドバイスをするために、やってきたのではなかった。自分の思いを叶えるためにやってきたのだった。
お勧めポイント
SFアニメーション作品です。最近のアニメーションは、そのストーリーもさることながら、ラブストーリーとしても素晴らしいものが増えてきました。
本作もアニメーション、ストーリー、サウンド、そして声優と豪華なものになっています。リテールでも制作者の気持ちが数多く秘めらています。
たとえば、名前の「堅書直実」は、「素直に生きる堅物」を、彼女の「一行瑠璃」は、歴史の「一行」を書き換えても「瑠璃(七宝の一つ)」を手に入れたい、を伝えているのかなと思います。
さらに、未来のナオミが連れてくるアシスタントのカラスは三本足で、サッカーファンならよくご存知の八咫烏(ヤタガラス)を意味しているのかなと思います。八咫烏は”導きの神”(ここまでいずれもWikipediaで調べました)です。このカラスは物語後半で大切な役割を任せられています。「The One」と書かれたリュックも意味深です。
声優が誰かも知らずに観てしまいましたが、あとでその名前を知って、役柄に合った声だったのを納得しました。この人たちが実演しても感動的な作品になると思います。
さて、未来のナオミは10年前の自分に彼女を作るためだけにやってきたのではありません。もっと深い意味が込められています。
この物語の中盤以降、この話はどこまで展開するのかと驚かされ、感動の涙を誘い、直実、未来のナオミ、瑠璃のそれぞれの深い愛に心を震わせられるとは思ってもいませんでした。
これからご覧になる人達へ多くを語れないのが残念でなりませんが、おそらく皆さんもここまでの展開だとは予想していないと思います。
主人公たちのそれぞれの思いが、ちゃんと叶えられるのを、スタンディングオベーションで送りたいと思います。
”Hello World”は、新しいプログラム言語を学んだ人が、最初に作るプログラムです
ポイント
笑える度 ★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★★★★


