作品名
「ケイト・レディが完璧な理由」 ‘11年度作品
監督
ダグラス・マクグラス
出演
- サラ・ジェシカ・パーカー
- ピアース・ブロスナン
あらすじ
ケイト・レディ(サラ・ジェシカ・パーカー)はバリバリのワーキングマ
ザー。愛する夫リチャードと子供たちに囲まれた幸せな生活を過ごしていた。
投資会社の仕事は多忙で家庭のことは忘れがちだ。それでも必死に両立をこ
なしていた。
ケイトは自分の提案が認められて重要なプロジェクトを任されることにな
った。しかしこれはケイトを追い込むことになった。リチャードや子供とは
すれ違いの連続になり、家庭は危機的状況に陥った。
さらにプロジェクトのパートナーは魅力的な紳士であるジャック(ピアー
ス・ブロスナン)だったことが夫リチャードに余計な心配をさせた。ジャッ
クは夫婦生活を重荷に思った経緯があったが、ケイトを観てその信念が揺ら
いでいた。
お勧めポイント
主婦と仕事の兼任は50枚の皿回しを同時にやっているようなもの。
冒頭にケイトの友達が上に書いたようなセリフを言います。正にこれですね。
残念ながら私は男なので、正確には理解出来ていないでしょう。でも上のニ
ュアンスはよく判ります。一つを慎重に扱えば、違う一つが落ちそうになる。
そちらに注意すれば、さらに違う一つが不安になる。一番難しいのは全ての皿
に注意して回し続けることでしょう。どうすれば良いのでしょうか?
その答えの一つは、この作品にあります。
全編笑えます。コミカルなようでシリアスな、これに近い人は実際にいると
思います。観ている人を惹きつける理由だと思います。
e-mailの送信間違いは多くの人が経験しています。気をつけないとこの作品
のようになりますね。
ワーキングマザーのカバンの中って何が出てくるか分かりません。私にはド
ラえもんのポケットのように感じました(笑)
作風として、主人公の周りにいる人へのインタビュー形式のシーンは、ドキ
ュメンタリーに感じます。ケイトを実在の人物だと思わせます。また、本編だ
けでは伝えきれないリテールを観ている人に判ってもらえる便利な手法です。
『ケイト・レディが完璧な理由』というタイトルは、見終えた後、良く出来
たタイトルだと感心しました。原題『I don`t know how she does it』(彼女
がどのようにやっているのか私は知らない)より良いと思います。
最後に流れる「LOVE」がとても似合う作品です。ほこっと心から温かくハッ
ピーな気分になる作品です。
どうぞこの週末はこの作品を楽しんでください。
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★


