配信

No.486 ガール

作品名

「ガール」 ‘11年度作品

監督

深川 栄洋

出演

  • 香里奈
  • 麻生 久美子
  • 吉瀬 美智子
  • 板谷 由夏

あらすじ

 由紀子(香里奈)は29歳の誕生日を迎えた。ヨガのジムで意気投合した聖
子(麻生 久美子)、容子(吉瀬 美智子)、孝子(板谷 由夏)らと女子会
やパン教室でつるんでいた。
 
 聖子は、由紀子のゼミの先輩で34歳になり管理職に昇進したばかりだ。容
子は34歳の営業職だ。最近は異性やおしゃれとも縁遠く仕事一筋になってい
た。孝子は、36歳で一人息子の祐平だけを生きがいに暮らしていた。
 
 みんな仕事や家庭を一生懸命に熟している。問題や悩みも発生するがそれ
を必死に乗り越えようとしていた。一人ではなく周りの人々に支えられなが
ら、共に成長していた。
 
 

お勧めポイント

 女性の数だけ美しさがあります。女性の数だけ生き方があります。
 
 “自分らしさ”って何でしょうか?そんな問いかけがこの作品にはあります。
またその答えの幾つかがこの作品にあります。
 
 「女性のための作品」という気がします。だからといって、男性が観てもと
ても参考になります。女性だからこそ悩む問題が多く出てきます。それは男性
には気づきにくい事だからこそ、作品を通じて知ることができます。
 
 檀れいさんの役柄が面白いです。能天気なようで実はものすごく考えた行動
がとれる役柄です。そのギャップに驚き笑えます。
 
 一番凄く思えたのが麻生久美子さん演じる新人管理職です。年上の部下で男
性、しかも社内派閥も影響するとなれば、何かと波風が吹きます。一大決意を
した行動はハラハラドキドキです。その行動には「よくやった」と拍手喝采し
ます。
 
 “男の人生は足し算”“女の人生は引き算”というセリフがあります。短い
言葉で端的に特徴を表わしていると思います。でも実際の処、男子、女子では
なく、その人間の考え方で“足し算”にも“引き算”にもなると思います。
 
 今、“女子力”という言葉が社会を駆け巡っています。豊かな国には女子力
が必須なのは古代から変わりません。この作品は現代における女子力とはどう
いうことかを考えさせてくれます。
 この週末は、ぜひこの作品をお楽しみください。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★★