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No.453 探偵はBARにいる

作品名

「探偵はBARにいる」 ‘11年度作品

監督

橋本 一

出演

  • 大泉 洋
  • 松田 龍平
  • 小雪

あらすじ

 札幌ススキノにあるバー「KELLER OHATA」に電話が掛った。そこにいる探
偵(大泉 洋)への電話だった。それはコンドウキョウコという名の女性か
らの仕事の依頼だ。素性も知らない女が、突如金を振り込んで不思議な依頼
をした。
 
 『去年の2月5日、加藤はどこにいたか?』と、ある弁護士に尋ねて、そ
の反応を見てくれというものだった。これで10万円はボロイと思ったのも
つかの間、気付けばトランクに押し込まれていた。そして雪原の真っただ中、
雪の中に頭から埋められてしまった。
 
 何とか脱出した探偵は、助手でお抱え運転手の高田君(松田 龍平)に連
絡して助けられた。このままでは終われないと思った探偵は、依頼とは関係
なく、真相を調査し始めた。
 
 調査の途中で知り合ったのは高級ラウンジの沙織(小雪)だった。
 
 

お勧めポイント

 探偵はBARにいる。BARでバーボンを嗜みながら、仕事の依頼を待って
いる。いや人生の楽しみを待っている。
 
 小気味よいテンポで、探偵と助手の高田君の名コンビが事件を解決していき
ます。体を張った仕事をしている割には、両人とも楽しんでやっているのが素
晴らしいです。全編ユーモアにあふれていて、トボけた感じが二人にぴったり
です。
 
 この探偵にはいくつかの拘りがあって、携帯電話を持たないというのも職業
としては不思議なポリシーです。
 
 物語の重要なラストを、冒頭でちらっと話しているシーンを聞き逃している
ようでは探偵に成れないですね。私もしっかりと聞き流していました(汗)。
この辺りをしっかり聞いている人が探偵に向いているのでしょう。
 
 酔っ払った探偵が部屋に引きずり込む相棒が笑えます。こういう人って本当
にいるようですね(笑)。
 
 原作は、東直己さんの“ススキノ探偵シリーズ”です。本作が第1作の映画
かと思ったら、第2作の映画化でした。この作品がヒットし、もうすぐ映画第
2作が劇場公開されます。
 
 この作品はバーボン片手に、ビーフジャーキーが似合います。
 どうぞこの週末はこの作品で、ハードボイルドに、いや、ユーモラスな人生
を楽しんでください。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★★