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No.438 HOME 愛しの座敷わらし

作品名

「HOME 愛しの座敷わらし」 ‘12年度作品

監督

和泉 聖治

出演

  • 水谷 豊
  • 安田 成美

あらすじ

 高橋 晃一(水谷 豊)は、東京から盛岡へ転勤になった。本当は研究成
果を上げられず、技術職から営業職に飛ばされたのだった。
 
 ログハウスに住むということでやってきた家族は、そこがログハウスでは
なく、日本の古い家屋だったことに驚いた。
 
 一家は妻の史子(安田 成美)と晃一の母、そして娘、息子の5人家族だ
った。それぞれ都会での生活に疲れ果てて、さらに田舎に来たことで崩壊寸
前の状態になった。
 
 引っ越してすぐに不思議な現象に気付いた。誰もいないはずなのに、階段
を下りる音が聞こえたり、鏡に見知らぬ男の子が映り込んだりした。
 
 

お勧めポイント

 2012年劇場公開された新作です。レンタル店では準新作扱いになりました。
 日本人なら誰でも知っている「座敷童」のお話しです。この作品に登場する
のは、男の童子です。はっきりと見えます。純粋な心を持つ人や、童子を信じ
る心のある人には見えるけれど、そうでない人には全く見えないのです。よく
言われることに、子供のうちはその姿をはっきりと見えるが、大人になるにつ
れて姿が見えなくなるということです。
 
 私にははっきりと見えますから、私は純粋な心の持ち主なのでしょう(映画
なので、誰でも同じように見られます;しかしここはPositiveに;爆)。
 
 薪を炊いて沸かす釜風呂は、本当に懐かしいですね。これはコツが要ります。
そして慣れないとススで顔がまっ黒になります(笑)。この作品でもお祖母ち
ゃんは、沸かし方を知っています。
 
 のどかな田園風景が随所に写っていて、心を和ませてくれます。こんな場所
でなければ、座敷童も生きていけないでしょうね。
 
 さて、家族は最初こそ田舎暮らしにうんざりしますが、田舎の暮らしやそこ
に住んでいる素朴な人たちに癒されていきます。座敷童の特徴に、この子がい
る家は繁栄して幸せになっていく、というのがあります。住みにくい家ならば、
座敷童の方が、もっと居心地の良い家に移ってしまいます。
 
 盛岡に限らず都会でも、人知を超えた現象に遭遇することがあります。これ
って座敷童がしてくれているのでしょうか。それを信じる心が大事ですよ。
 
 今週はゆったりと、鍋でも囲みながら、この作品をお楽しみください。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度  :★★