配信

No.374 潜望鏡を上げろ

作品名

「潜望鏡を上げろ」 ’96年度作品

監督

デヴィッド・S・ウォード

出演

  • ケルシー・グラマー

あらすじ

 アメリカ海軍のドッジ大佐(ケルシー・グラマー)に任務が下った。潜水
艦の艦長として模擬演習、つまり、ウォーゲームに参加することだ。
 
 喜んで駆けつけた潜水艦は、原潜ではなく、古びたディーゼル式潜水艦で
あった。それもそのはず、港への旧型潜水艦からの攻撃を阻止するのが演習
の目的であった。
 
 おまけに乗組員たちは、一癖も二癖もある風変わりな者ばかりが集められ
ていた。それらの乗組員をまとめるドッジ大佐も、一部の上官から海軍の面
汚しと否定されていた。
 
 その上官がドッジ大佐の演習を失敗させ、自分の出世を考えたから、無理
難題を突きつけてきた。
 
 かくして、ドッジ大佐率いるディーゼル式潜水艦スティングレー号は、港
攻撃を成功させるべく、出港した。
 
 

お勧めポイント

 潜水艦を舞台にしたコメディ作品です。
 コメディ作品はたくさんありますが、潜水艦を舞台にしたものは、それほど
見当たりません。この作品は潜水艦という特殊な状況下で巻き起こる問題を、
乗組員たちの特殊な才能、艦長の機転でクリアしていきます。もちろん、潜水
艦の知識など要りません。一般的な潜水艦とだけ判っていれば、大いに笑えま
す。
 
 最初の乗組員紹介から、面白そうな作品だと期待が高まります。その期待を
良いように裏切られます。本当に面白いのです。
 
 実はこの作品、ずっと前にテレビで放映されていたのを、途中から観ました。
最初から観たいと思っていましたが、肝心の作品名が判りません。
 それから何年も、あの映画は何だったのか、ずっと気になっていました。そ
れがDVD化されていたのを知りました。
 DVDでは「イン・ザ・ネイビー」になっています。このタイトルは、エン
ドロールで流れるヒット曲「イン・ザ・ネイビー」から取ったのでしょう。D
VD化の時に作品名を変えられると、探すのがさらに難しくなりますね。
 
 一番面白いかなと思えるシーンは、テレビ放映時には、画面全体が黄色くな
っていたと思うのですが、DVDでは修正されたのでしょうか?それともテレ
ビ版だけが、そのようにされていたのでしょうか?謎は深まります(笑)。
 
 楽しみ方は自由ですが、吹き替え音声も、声優さんのユーモアあふれるセリ
フが楽しいです。
 
 癖のある乗組員たちが、立派な船員になっていくのも見所の一つです。
 
 この作品は、ラッパ飲みできる瓶ビールが一番お似合いでしょうか!?いや、
なんでもいいです。楽しんで大いに笑いましょう!

ポイント

笑える度 :★★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★