作品名
「ひゃくはち」 ’08年度作品
監督
森 義隆
出演
- 斉藤 嘉樹
- 中村 蒼
- 竹内 力
あらすじ
雅人(斉藤 嘉樹)とノブ(中村 蒼)は、神奈川県京浜高校野球部の部
員だ。
今年も甲子園出場を、いや、レギュラーを、もとい、ベンチ入りを目指し
てがんばるのだった。
合宿の寮長に立候補すれば、監督から目を掛けてもらえるだろうと企んだ
雅人とノブだった。
他に立候補する人もなく、仕方なく監督の山田サンダー(竹内 力)は、
ノブを寮長、雅人を副寮長に任命するのだった。
しかし、補欠の身分は何ら変わらず、日々、補欠組練習に励むだけだった。
2年生になった雅人とノブは、かろうじて地区予選の背番号をもらえた。
しかしサンダー監督は、試合で使うつもりはないから、安心してライバル
をスパイしてくるように命じられてしまった。
補欠のまま、二人は3年生になり、最後の夏がやってきた。
お勧めポイント
高校野球を取り上げた熱血スポーツドラマ!と書きたいところですが、補
欠が主役だけに、ちょっとしまらないコメディ作品です。
血もにじむ様な練習場面ばかりと思いきや、高校生らしい青春シーンやベ
ンチから見た試合の連続です(笑)。
これで終わりかと思いきや、最後の最後にきました。
3年生になり、高校生活最後の夏になりました。
実家で息子の出場を待ちわびる家族のため、ノブはライバルの少ないサー
ドに転向します。
サードは、雅人がレギュラーを目指しているポジションです。
この日から二人は、共に甲子園のベンチを誓いあった親友は、罵り合うほ
どの犬猿のライバルになりました。
レギュラーを描いた作品は、たくさんありましたが、この作品は別角度か
ら高校野球を描いた面白い作品です。
こちらの方が等身大の高校生を描いている気がします。
ラストシーンが、意外なほど感動する、補欠らしい超ファインプレーでし
た。
春になりました。何か燃えるものを求めている人も多いと思います。この
作品で燃える何かを探してみてください。
この作品に似合う飲み物は、やかんに入った水でしょうね(笑)。
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★


