作品名
「ロボコン」 ’03年度作品
監督
古厩智之
出演
- 長澤 まさみ
- 小栗 旬
- 伊藤 淳史
- 塚本 高史
あらすじ
葉沢里美(長澤 まさみ)は、高等専門学校に通っているが、授業にまる
で興味がなく、さぼってばかりいた。とうとう先生から補習を迫られるが、
それも嫌。そこで言われたのが、ロボット部に入部することだった。
ロボット部には、設計を担当するナイーブな相田(小栗 旬)、きまじめ部
長の四谷(伊藤 淳史)、そして組み立て担当の、いい加減な竹内(塚本 高
史)がいた。
葉沢の担当は、ロボットの操縦と言われ、さっそく練習を開始した。
全国の高専があこがれるロボットコンテスト(高専ロボコン)の予選が、
行われた。これに参加するための人数確保として葉沢が入部させられたので
あった。
高専ロボコンは、2校のロボットが対決するトーナメント形式だ。葉沢の
ぎこちない操作、技術力の低いロボットではあったが、なんとか1回戦を突
破できた。部員の実力やチームワークでは、これが限界に思われた。
しかし、奇跡が起こった。
お勧めポイント
今、観ると豪華メンバーが登場するヒューマンコメディです。
競技のルールはロボットが、3つの台にダンボール箱をいくつ積み上げるか
が勝敗になります。相手の箱の上に載せた場合は、一番上にある箱のチームが
勝ちというルールです。確保した台の数が同数なら、箱の段数が多いほうが勝
ちというルールもあります。
NHKで中継されていたのを覚えています。見慣れないロボットの戦いに、
どうすれば勝てるのか、カーリングを初めてオリンピックで見たときと同じぐ
らい、なるほどと感心する競技です。
主演の長澤まさみさんが、とても若いです。最初は、本人と気づかないぐら
いでした。その長澤さんが、いい加減な女子高生をやるのですが、だんだん競
技にのめり込んで、一つでも多く勝とうと努力します。初めて一生懸命に打ち
込めることを見つけた喜びと、その姿に声援を送ってくれる観客の姿が感動的
です。
小栗旬さんは、周りにとけこめないナイーブな少年を演じます。読者の皆さ
んにも心当たりのある人がおられると思います。どうすればいいのか、そのヒ
ントがこの作品でも紹介されています。
伊藤淳史さんは、他の作品と同様にきまじめな少年を演じます。ちょっとし
た成功が、彼に自信を与えてくれます。
塚本高史さんは、表面的な付き合いしかできない少年を演じます。こちらも、
ヒントを頼りに、他人との関わりを深めようとします。
この4人、どこか自分に似ていると思う人がいると思います。どのようにし
て友情が芽生え、一致団結してコンテストに臨むのかは、作品を観てからのお
楽しみです。
この作品を観れば、自分もロボットを作ってみたいなと思われること間違い
なしです。
さぁ、この週末はこの作品を、スポーツドリンク片手にご覧ください。大会
はどうなるのか、大人でも子供でも楽しめると思います。
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★★


