作品名
「I am Sam アイ・アム・サム」’01年度作品
監督
ジェシー・ネルソン
出演
- ショーン・ペン
- ダコタ・ファニング
あらすじ
知的障害者のサム・ドーソン(ショーン・ペン)には、娘が一人いた。娘
の名前は、ルーシー・ダイヤモンド・ドーソン。サムが大好きなビートルズ
の曲名から取ったものだ。
サムの知能は7歳程度で、ルーシーが8歳になると、彼女の父親よりも知
能が発達することになる。ルーシーの母親は、ルーシーを産むとすぐに家を
飛び出した。サムしかいない状況を重くみたソーシャルワーカーは、ルーシ
ーをサムから引き離し、養女に出した。
サムは、友人たちからの助言で、弁護士を雇うことにした。
サムは、ルーシーを取り戻すことができるのだろうか。
お勧めポイント
親子の愛情を描いたファミリー・ヒューマン・ドラマです。
サムの言動を見ていると歯がゆくなることの連続です。でも、ふとつぶや
く一言や、ちょっとした行動に、ハッとさせられることも多いです。
何よりもサムの娘の健気さには涙が出ます。ここまでよく出来た娘がいた
ら、本当に幸せだろうなとも思います。
この親子役をショーン・ペンとダコタ・ファニングが演じています。ショ
ーンは、「俺たちは天使じゃない」でも、感動の演説シーンがありました。こ
の映画でも裁判所で名セリフを残します。もっとも裏があったのですが。
ダコタ・ファニングは現在(2007年2月)でも、その演技力が高く評価さ
れています。この作品でもクリクリした瞳で、サムを見つめる姿は最高です。
映画の随所で軽やかな曲、そしてビートルズの曲も流れて、それがシーン
ととても合っています。
サムの友達も知的障害者が多いのですが、彼らの友人思いにも泣かされま
す。
養母に対してこんな温かい言葉をかけられるサムは、言葉に表れるその何
倍も、優しい人なのが思い知れます。
この週末は、この作品をどうか家族や愛する人と、ご覧ください。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★★★★


