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No.272 スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望

作品名

「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」’77年度作品

監督

ジョージ・ルーカス

出演

  • マーク・ハミル
  • ハリソン・フォード
  • アレック・ギネス

あらすじ

 遠い昔、はるかかなたの銀河系で........
 宇宙を支配することを企むダース・ベイダー率いる帝国軍と、レイア姫を
リーダーとする反乱軍は、日夜戦いを続けていた。
 帝国軍は攻撃要塞である新兵器デス・スターを開発した。その設計図を盗
もうとしたレイア姫は、帝国軍に捕まってしまった。レイア姫からの救出メ
ッセージを託されたロボットR2-D2とC-3POは、秘かに脱出した。
 彼らの新しい主人になったルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
は偶然、レイア姫からのメッセージを見てしまった。それは伝説の勇者ベ
ン・ケノービ(アレック・ギネス)へ宛てたものだった。さっそくルークは、
ベンへメッセージを伝えた。
 かくして宇宙船を持たないベンたちは、宇宙海賊のハン・ソロ(ハリソン・
フォード)、チューバッカとともに、レイア姫の救出、デス・スターの破壊
へと旅立った。

お勧めポイント

 記念すべきスター・ウォーズの第1作に当たります。
 これはルーカス作品全般に言えますが、夢とメルヘンを感じさせる物語で
す。そのため、子供から成年、男女を問わず、みんなで楽しめる作品です。

 よくスター・ウォーズの初心者から質問を受けるのは、どれから観たら良
いの?ということです。作られた順から言うと4、5、6、1、2、そして
3になります。ルーカス監督の思案通りなら、この順が一番妥当だと思いま
す。
 エピソード4,5,6は1977年から1983年までに作られました。
でも1980年代当時は、SFX技術も低レベルなものでした。ルーカス監
督もイメージの25%しか映像化できなかったと言っています。でも、技術
の進歩、特にライバルであるスピルバーグ監督が撮るSFXシーンの数々に、
今なら自分のイメージにあるものを映像化できると確信したルーカス監督
は、1997年、旧3部作といわれるエピソード4、5、6を最新技術で作
り直し、エピソード1、2、3を製作することにしました。この時から“エ
ピソード”という通し番号がつけられ、リニュアルされた旧作を“特別篇”
と呼ぶようになりました。

 少年ルークを中心とする物語がエピソード4、5、6。ダースを中心とす
る物語がエピソード1、2、3と、2005年現在6部作になっています。
でも構想では9部作で、ジョージ・ルーカス監督も第7作を製作する意志を
固めたと聞きました。

 ルーカス監督は黒澤監督の大ファンの一人です。このスター・ウォーズで
も刀のようなライトセーバーなど、随所に黒澤映画を感じることができます。
特に有名なのは、R2-D2とC-3POの名コンビです。その元になった
のは、黒澤監督の「隠し砦の三悪人」です。ここに登場する千秋実さんと藤
原釜足さんのボケとツッコミを再現しています。

 あと、特記しておくことに音楽があります。ジョン・ウィリアムズさんの
聞くだけで壮大なロマンを感じる、あのメロディ。そして、
 「A long time ago in a galaxy far, faraway」のメッセージ。これが脳
裏に浮かんできたら、あなたもスター・ウォーズ・フリークです。

 ハリソン・フォードさん、アレック・ギネスさん、ピーター・カッシング
さんなどの役者さんたちも忘れてはいけません。しっかりと見てください。
ついでに、色々な生物も(笑)。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆☆☆☆
感動度  :★★★