作品名
「ミスター・ルーキー」’02年度作品
監督
井坂 聡
出演
- 長嶋 一茂
- 鶴田 真由
あらすじ
プロ野球セ・リーグで謎の選手が活躍していた。誰も彼の素性を知らない。
なぜなら彼は覆面をしてマウンドに立っていたからである。彼の名はミスタ
ー・ルーキー(長嶋 一茂)。抑えの切り札として活躍するピッチャーだ。
彼の不思議なところは覆面をしていることと、なぜか大阪のマウンドにしか
登場しないことだ。
大原幸嗣(長嶋 一茂)は、大阪に住むサラリーマン。妻の優子(鶴田 真
由)、10歳になる息子と共に暮らしていた。彼は高校時代に野球をしてい
たが、肩を壊してプロへの道を諦めていた。ところがある日、奇跡のマッサ
ージ師に出会い、肩が直るどころか、信じられないほどの剛速球が投げられ
るようになった。
彼の剛速球を惜しいと思った監督は、彼をプロに誘った。しかしサラリー
マンを辞めるつもりがない大原は、大阪限定ならば、と条件を出した。こう
してサラリーマン・プロ野球選手が誕生した。
お勧めポイント
野球ファンにお勧めの一作です。
野球の細かいルールは知らない。そんな心配は無用です。バッターがいて、
ピッチャーがいて、ボールをバットで打てるか打てないか、それを競うスポ
ーツだと知っていれば、十分です。逆に、よく知っている人には、おかしい
と思う場面もありますが、そんな細かい人は退場です(笑)。
本当の野球選手(一茂さんもそうですが)である駒田選手もライバルとし
て登場します。駒田選手のセリフも、結構笑わせてくれますので楽しんでく
ださい。
私はこの作品を試写会でみました。第一部の座談会は司会の中村鋭一さん
が歌う「六甲おろし」で終わり、第二部の映画では、花吹雪や「バース」コ
ール、大阪の大田知事やら、ゆかりの人たちが登場する度に、笑いと拍手が
どよめきました。となりの人などはビールまで飲んでいて、こんな楽しい試
写会は初めてでした。
ごひいきのチームがあるとは思いますが、野球が好きな人はもちろん、興
味がない人でも十分に楽しめる、スカッとする一作です。
スポーツの秋です。ビール&ポップコーンでも用意してお楽しみください。
ポイント
笑える度 :★★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★


