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No.259 ニューヨークの亡霊

作品名

「ニューヨークの亡霊」’99年度作品

監督

ピーター・イェーツ

出演

  • ジェームズ・スベイダー

あらすじ

 老舗の出版社でオーナーを勤めるスチーブンソン(ジェームズ・スベイダ
ー)は、彼女と住む家を物色していた。何件か見て廻った後、ある大きな屋
敷が格安で出ているのを知った。その屋敷はどこか妙なところがあった。
 恋人ジュリアは彼との結婚を夢見ていたが、肝心のスチーブンソンは、同
棲は良いが、結婚という言葉には躊躇していた。ジュリアは煮え切らないス
チーブンソンの態度に、喧嘩をしてはよりを戻す日々を過ごしていた。
 スチーブンソンが住み始めた屋敷には、なんと幽霊が住んでいた。元、そ
の屋敷に住んでいた有名俳優兼、監督兼、プロデューサの夫婦だった。幽霊
になった今でもその屋敷に住む続け、それが原因で生きた人間はすぐに出て
行ってしまうのだった。この幽霊たち、人に危害は加えるつもりはなく、あ
くまでも共存して楽しく過ごしたいだけだった。でもこの夫婦、生前から愛
し合っていたが、かなり長い間、心は離れているように思えた。

お勧めポイント

 幽霊が登場するラブ・コメディです。
 幽霊役にマイケル・ケインが登場するところからも優雅な幽霊であり、ユ
ーモラスな作品であることをお分かり頂けると思います。
 物語の後半、喧嘩したスチーブンソンたちを、幽霊妻はジュリアに仲直り
をするように仕向けますが、一方の幽霊旦那は、スチーブンソンに喧嘩を悪
化させるように囁きます。このシーンがなかなか面白いです。
 また、作家希望の女性がスチーブンソン宅にやってきましたが、幽霊たち
の姿はスチーブンソンにしか見えなく、スチーブンソンの気が触れているの
かと勘違いするシーンも笑えます。
 スチーブンソン役ですが、私が思うにはヒュー・グラントさんなどがピッ
タリきます。
 女心と男心、この作品をご覧頂いたら、どちらの考え方も一目瞭然です。
異性の研究にもぜひ、どうぞ(笑)。
 この作品は劇場未公開です。こんなにユーモラスな作品が劇場で公開され
なかったのは非常に残念です。どうかご自宅でご覧ください。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★