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No.267 バック・トゥ・ザ・フューチャー

作品名

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」’85年度作品

監督

ロバート・ゼメキス

出演

  • マイケル・J・フォックス
  • クリストファー・ロイド

あらすじ

 科学者ドク(クリストファー・ロイド)はタイミマシンを作った。そのマ
シンの名前はデロリアン。ところがタイムマシンが完成したとたん、ドクは
殺されてしまった。彼の友人である高校生のマーティ(マイケル・J・フォ
ックス)は思案した結果、過去に戻ってドクを助けることにした。

 思惑通り、過去へ戻ることができたが、肝心のデロリアンがつぶれてしま
った。タイムマシンを製作中だった若き日のドクに真実を話し、タイムマシ
ンの完成を急いでもらった。

 ところがタイムマシンが完成するまでの間に、歴史を変える状況が訪れた。
マーティの母親になる女性が、自分の息子になるはずのマーティに恋してし
まったからである。このままではマーティは存在しなくなる。なんとか歴史
に忠実に、マーティの両親が巡り会い、愛し合わなければならない。自分の
正体を隠してマーティの作戦が始まった。

お勧めポイント

 マイケル・J・フォックスの代表作であるSFファンタジーです。
 一気に見終えてしまうほど、無駄のないスピーディな展開です。
 過去のちょっとした出来事が変わることで未来が変わっていきます。マー
ティの存在を証明する家族写真が過去でのマーティの行動で消えかかった
り、くっきりと現れたりして教えてくれます。

 1985年当時の最高SFXを駆使した作品は、今見ても色あせていませ
ん。タイムマシンを含めて理論的な根拠も、なんとなく納得してしまう説明
です(笑)。さらに21世紀になった今、1985年当時は最新として描か
れている事柄が、古く感じてしまうのもこの当時を思い出さないと、ピンと
こない場面もあります。

 主演のマイケル・J・フォックスが現在と過去を往復する話なので、ヒッ
トに伴ってすぐに続編の製作が開始されました。その理由はマイケルさんが
歳をとっていくからです。現実でもタイムマシンがあれば、こんな苦労は不
要なのでしょうが。そのマイケルさんですが、パーキンソン病で実質的な俳
優活動が続けられなくなったのは非常に残念です。新作は見られないかもし
れませんが、メンタルシネマクラブでご紹介したい作品がまだまだあります。

 「マイケル・J・フォックス」の「J」だけは芸名です。本名の「マイケ
ル・アンドリュー・フォックス」だと同名の俳優がいたので、尊敬していた
「マイケル・J・ポラード」の「J」をもらったそうです。

 週末はこの作品をゆったりとくつろいでご覧ください。さらに「USJ」
へ出掛けてデロリアンに乗ってみましょう。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆☆
感動度  :★