作品名
「龍城恋歌」’96年度作品
監督
ヤン・フォンリャン
出演
- ウー・チェンリン
- ユウ・ヨン
あらすじ
チャン家で華やかな結婚式が行われた。昔からの風習に従って花嫁のラン
チュエン(ウー・チェンリン)は花婿が探し出すまでは隠れていた。ところ
がやってきた花婿一行は暗殺団が偽装したものだった。一瞬にしてチャン家
は皆殺しにされた。ただ一人ランチュエンを除いては。
その日からランチュエンは暗殺を命令した人物を調べ上げた。犯人はドラ
ゴンタウンに住むシオンだった。彼はチェン家と長年争ってきた人物だ。良
家のお嬢さんが一人で復讐を果たすのは無理だと感じたランチュエンは、腕
利きの殺し屋リー(ユウ・ヨン)に殺しを依頼するが、報酬を払えないラン
チュエンは自分の体で償うとお願いする。リーは彼女の依頼を断った。しか
たなく自ら暗殺を実行するが、逆に負傷してしまう。
負傷したランチュエンの元にリーが現れ、シオンを殺すと約束する。実は
ある筋からシオンの殺害を依頼されていたが、それを隠してランチュエンの
ために殺すかのように思わせた。
お勧めポイント
あらすじを見られたら血の色が似合う復讐ドラマだと思われることでし
ょう。でも実態は恋愛ドラマです。男も女も命をかけて、愛する人を守るた
めに身を犠牲にします。この映画のキャッチコピーは「愛など欲しくはない。
憎む術だけ教えてください。」とあります。でもこの言葉に隠された真意は
映画を御覧になられて感じ取ってください。
ラストシーンの互いを思う気持ちには心が打たれて涙が出てしまいます。
そして復讐相手のシオンも心に深い傷をもっているのに、それを騙してまで
決意したことを実行しようとする気持ちも素晴らしいものです。
梅雨の湿っぽい空を晴れやかに思わせるストーリーがここにあります。
ポイント
笑える度 :★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★★


