作品名
「マジェスティック」’01年度作品
監督
フランク・ダラボン
出演
- ジム・キャリー
あらすじ
ピーター(ジム・キャリー)は、ハリウッドで売り出し中の脚本家だった。
次回作の映画化が決まり、人生の頂点に立とうとしていた。ところが時悪く、
ハリウッドでは赤狩りの真っ最中。ピーターも赤の疑いを掛けられ、映画化
の話は打ち切られてしまった。悲しみに沈んだピーターは、誤って自動車事
故を起し、車ごと川に転落してしまった。
気がつくとピーターは見知らぬ浜辺に横たわっていた。彼を見つけた老人
は、彼を町へ連れて行った。困ったことにピーターは、事故の後遺症から記
憶を無くしており、自分が誰なのか判らなくなっていた。彼を見つけた老人
や町の人々は、ピーターに何故か親近感を感じていた。やがてその理由がは
っきりした。彼は、この町出身のルークという名で、第二次世界大戦で死ん
でいった多くの若者の一人にそっくりだったからだ。彼の生還を知った町に
活気が戻り、ルークの父親も閉鎖していた映画館「マジェスティック」を再
開することに決めた。
そしてルークの恋人アデルも彼の生還を喜び、町は幸せに包まれた。
お勧めポイント
ジム・キャリー主演のシリアスな作品です。
もし、あなたが記憶喪失になり、新しい生活に馴染み始めた頃、本来の記
憶が蘇ってきたら、どちらの生活を選びますか?
おそらく、大多数の人は、幸せに過ごせる方を選ぶのではないでしょうか。
主人公のピーターも、その選択を迫られます。ルークという人物が別に存在
していたことを考えると、ピーターとして生きるのが正しい道でしょうか?
あるいは元の生活に戻っても、彼を迎えてくれる人がいないなら、違う人物
に成りすまして、生きて行く方を選ぶのでしょうか?結末は映画を御覧にな
ってください。
主人公になったつもりで、その場面を自分に置き換えて御覧になられると、
今の自分の生活を改めて見つめ直せると思います。
ポイント
笑える度 :★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆
感動度 :★★★★


