作品名
「ココニイルコト」’01年度作品
監督
長澤 雅彦
出演
- 真中 瞳
- 堺 雅人
あらすじ
東京の広告代理店に勤める相葉（真中 瞳）は、上司との不倫がばれて、
大阪へ飛ばされてしまった。
馴れない大阪文化に戸惑い、周りの人間ともギスギスした関係になろうと
していた。さらにコピーライターが仕事だと思っていたが、配属先は営業部
で、それが輪をかけて仕事が嫌になる理由であった。
しかし同僚の前野（堺 雅人）は、二言目には“まぁ、ええんちゃいます
か”が口癖で、何かと相葉の面倒をみてくれた。最初は前野の風変わりな言
動に振り回されていた相葉だったが、段々、前野と仕事をするうちに、生き
る喜びを見出していった。
そんなある日、前野が出社しなくなった。
お勧めポイント
一言で言えば、おしゃれな映画です。
前野を演じる堺雅人さんの笑顔には、ほんとにホッとしてしまいます。そ
の笑顔で“まぁ、ええんちゃいますか”と言われると、映画を見ている私ま
でもが心を和ませてしまいます。
主演の真中瞳さんも良い味を出されていて、最初は喜怒哀楽の無い表情が、
前野との出会いで豊かな表情をするようになります。特に、前野の冗談に、
初めてみせる笑顔が何ともすてきです。
徐々に仕事が楽しくなってきた時、相葉が見せる言動の一つ一つが輝いて
きます。人間って、好きなことに打ち込めるのが一番だと、この作品を見て
思いました。今、仕事等に悩んでいる方にはお勧めの１本だと思います。
キスシーンの一つも無い作品ですが、どこかロマンスの匂いがしていて、
映画を見終わった後には、“まぁ、ええんちゃいますか”と言いたくなりま
す。
１２００文字のエッセイが元となった作品ですが、なかなか良くできてい
ます。ワインを片手に、ゆっくりと鑑賞されるのをお勧めします。きっと、
ホッと出来ることと思います。
ポイント
笑える度 ：★★★
ファイト度：☆☆☆☆☆
ほのぼの度：★★★★★
スッキリ度：☆☆☆☆
感動度 ：★★★★
