No.159 シザーハンズ｜メンタルシネマクラブ

作品名

「シザーハンズ」’90年度作品

監督

ティム・バートン

出演

ジョニー・デップ
ウィノナ・ライダー

あらすじ

　ある町に一人の発明家が住んでいました。その発明家はハサミを手に付け
たロボットを作り上げました。そのロボットの名はエドワード（ジョニー・
デップ）。彼は人間と同じ手を作ってもらわないうちに、発明家に死なれて
しまったのでした。
　ある時、化粧品のセールスをやっているペグがお城にやってきて、エドワ
ードを発見し、自宅へ連れて帰りました。ペグの家にはペグ夫婦と２人の子
供がいました。エドワードは娘のキム（ウィノナ・ライダー）に好意を抱き
ました。でも内気で自分が人間でないことを知っているエドワードは、口に
は一切しませんでした。それにキムにはボーイフレンドもいるのでした。で
もエドワードはキムからお願いされたことは、例え悪いことでも言われるま
まに行動するのでした。その想いは、やがてキムの心にも伝わるようになり
ました。
　最初は町の人達とも楽しく過ごせていました。しかしある事件をきっかけ
に、ハサミの手を持つエドワードに人々は疑惑の念を持つようになってしま
いました。やがてそれが、町中大騒ぎになる問題に発展していきました。

お勧めポイント

　「雪はどうして降るの？」という子供の問いかけから始まるティム・バー
トン監督のファンタジックな童話です。鮮やかな映像と何とも温かみのある
ストーリーが展開されていきます。
　主演のジョニー・デップは個性的な役柄が多いですが、この作品でも両手
がハサミという奇妙な格好で登場します。そのハサミを巧みに操って、植木
を鮮やかに刈っていく姿が魅力的です。また、雪をカットしていくシーンの
美しいこと。
　競演のウィノナ・ライダーは永遠の少女と言われるぐらい、現在でも可憐
な姿を見せてくれています。でもこの作品では見慣れたウィノナ・ライダー
ではなく、本当に初々しい姿で登場しています。ついでに書いておきますと
主演のジョニー・デップも非常に若いです。
　幻想的なシーンが多く、さらに雪が不思議な世界へと導いてくれるこの作
品を、冬の夜、温かい飲み物を片手にゆったりとご鑑賞下さい。できれば雪
が降っていれば言うこと無しですが。