配信

No.163 デンジャラス・ビューティー

作品名

「デンジャラス・ビューティー」’01年度作品

監督

ドナルド・ピートリー

出演

  • サンドラ・ブロック
  • マイケル・ケイン

あらすじ

 FBI捜査官のグレイシー(サンドラ・ブロック)は男勝りで同僚のエリ
ック達も女性として意識していなかった。
 ある日、ミス・アメリカン・コンテスト会場で犯罪者がテロを企てている
情報を入手した。未然に防ぐためには誰かが内部に潜入した方が良いと判断
した。さっそくFBI捜査官で35歳以下の女性を対象に厳正なる審査をし
た結果、グレイシーが適任と判断された。だが、当の本人は化粧品関係にま
ったく興味がなく、女性らしい仕草も出来なかった。
 コンテストの責任者はグレイシーを一目見るなり、コンテストの相談役で
あるビクター(マイケル・ケイン)を紹介してくれた。残された二日間の間
に彼女をミス・アメリカに相応しい女性に変身させるためだ。
 ビクターの必死の教育により、それなりの変身を遂げたグレイシーは、コ
ンテストへミス・ニュージャージ代表として入り込んだ。
 果して犯罪を阻止することができるでしょうか。

お勧めポイント

 これは結構楽しい物語です。
 「スピード」でお馴染みのサンドラ・ブロックが、ミス・ダーティハリー
という称号をもつ捜査官から、一転してミス・アメリカになろうかという女
性へと変貌していきます。これだけだと「マイ・フェア・レディー」、はた
また「プリティ・ウーマン」と連想できますが、サンドラ・ブロックの場合
は、そこに笑いが追加されます。レディになった後もドジな姿を披露すると
ころが笑えます。
 また、ミス・コンテスト必勝の裏技の数々、頭の回転が良く機転の利く会
話に感心させられます。
 笑いだけかというと、それ以外にもミス・コンテストに出場する女性をバ
カにしていたグレイシーが、他の代表達と打ち解けて、友情が芽生えるとこ
ろには涙腺が緩んでしまいます。
 イスにかしこまって見るような作品ではありません。みんなでお酒でも飲
みながら観ると盛り上がる作品だと思います。また一人でも、楽しい気分に
なりたい時にお勧めの一本です。
 最後に、マイケル・ケイン演じる優勝請負人は、はまり役です。彼の演技
の数々は、さすがオスカー男優と言わざるを得ない出来栄えです。どうか注
意して下さい。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★