作品名
「ワンダーランド駅で」’98年度作品
監督
ブラッド・アンダーソン
出演
- ホープ・デイヴィス
- アラン・ゲルファント
あらすじ
看護婦のエリン（ホープ・デイヴィス）は恋人と別れたところ。彼女の母
は心配して、彼氏を紹介しようとするが、エリンは断る。一方、アラン（ア
ラン・ゲルファント）は海洋学者になるのを夢見て、大学に通いながら水族
館に出入りしていた。しかし、生計を立てることができず、配管工のバイ
トをしていた。
二人はワンダーランド行きの電車を利用していたが、お互いに面識はなく
すれ違いの連続であった。たまたま同じパーティに出席してこともあったが、
お互いの存在を知らずに過ごしていた。
エリンの将来を心配した母親は、おせっかいにもエリンが恋人募集中だと
新聞に広告を掲載した。その日から新聞を見た男達がこぞってエリンにアタ
ックを開始した。中には彼女とキスまでいけるかを賭けて、電話してくる連
中もいた。またある者は結婚しているのを隠して近づいてきた。最初は嫌が
っていたエリンも積極的にコンタクトを取っていった．
お勧めポイント
この映画は不思議な作品です。ロマンスものでありながら主人公たちが知
り合うのは最後の最後です。それまではエリンが多くの男達と出会い、どの
ように生きていくかを、そしてどのように自分にピッタリの人と巡り合うか
を描いてあります。その途中で心引かれる人に出会い、このままハッピーエ
ンド？と思わせる場面もあります。でもちょっとした神様のいたずらで一緒
に成れません。この作品を観ている人もキューピットになったつもりで、こ
の人ならエリンに合うかな？と思いながら見ると楽しいと思います。アラン
の日常風景も描かれていて、彼の生活や性格を知ることができます。
所々に登場するエリンの元恋人も笑わせてくれることが多いです。
この映画は電車がキーワードになっています。タイトルの「ワンダーラン
ド」は駅名です。この駅が終着駅です。その手前には水族館や空港があり、
そこで多くのドラマが繰り広げられます。そして最後はワンダーランド駅へ。
エリンは途中下車を繰り返しながらも最後はしっかり愛の終着駅へ辿り着
くのでした。その様子を大切な人とご一緒に見てみませんか？いくつもの選
択肢があるように見えながらも、見えない糸に引っ張られるように二人は出
会います。
ポイント
笑える度 ：★★★
ファイト度：☆☆☆☆
ほのぼの度：★★★★
スッキリ度：☆☆☆
感動度 ：★★★
