作品名
「小さな贈りもの」’96年度作品
監督
ハワード・フランクリン
出演
- ビル・マーレイ
あらすじ
自伝的著書「だから何だ」を元に講演を続けるジャック(ビル・マーレイ)。
彼のスピーチは、幼い頃、川に落ちた子供を助けて轢死した父の話から始ま
る。彼には自慢の父であったが、ある日、その父が死亡したとの封書が届い
た。何かの間違いかと思ったジャックだが、母は真相を隠していた。実は父
はサーカスのピエロとして生きており、父の自慢話はサーカスでの劇を元に
でっち上げたものだった。
父の遺産を取りにいったジャックは、残されていたのは遺産ではなく、3
万5000ドルの借金であるのを知った。しかし、ずる賢い弁護士は、さも
遺産があるかの如く話し、誓約書にサインさせてしまった。しかも父が残し
たものは借金だけでなく、サーカスで活躍した象ヴェラも一緒だった。
父の借金を返すため、象を売り払おうとしたジャックは、方々に問い合わ
せ、売り先を見つけた。お金の持ちあわせの少ないジャックは、自らヴェラ
を連れて行くしかなかった。かくして一匹と一人の旅が始まった。
お勧めポイント
色々なロードムービーがありますが、象が出てくるロードムービーはなか
なかお目にかかれません。旅先の風景や彼らの交流風景がほのぼのとしてい
て、見ごたえがあります。
途中で立ち寄った村でジョーン・ウェーンの「黄色リボン」を意識した服
装をもらったジャックは、象にまたがり、カウボーイ風に進むシーンがあり
ます。BGMには「荒野の七人」のテーマソング。これがまた見せ所。
ラストはちょっぴりホロッとさせられるシーンも用意してくれています。
主演のビル・マーレイは最近どこかで見たと思ったら、「チャーリーズ・
エンジェル」にボスレー役で登場してました。
天気の良い日は、この映画のように旅に出てみたくなりますね。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★


