作品名
「知らなすぎた男」’98年度作品
監督
ジョン・アミエル
出演
- ビル・マーレイ
あらすじ
ウォーレス・リッチー(ビル・マーレイ)は自分の誕生日を祝ってもらう
為、弟夫婦の住むイギリスへやってきた。
運悪く商談と重なった弟夫婦は商談が終わるまでの間、ウォーレスに「街
角ドラマ」なる自分が主人公になって役を演じるチケットを渡した。実際に
街角で役に成りきるのである。もちろん主人公以外は、俳優たちが演じるは
ずであった。
しかし劇の始まりを告げる電話ボックスで指示を受けたウォーレスは、本
物のスパイ組織から殺しの指示を誤って受けてしまう。ウォーレスのみが芝
居だと思う中、本当のドラマが進行していくのであった。
お勧めポイント
主人公のウォーレスのみが芝居だと思い、この際楽しもうと派手に暴れま
す。でも周りの連中はスパイを始め警察官まで本気の大本気。大胆な行動、
発言のウォーレスに振り回されっぱなし。面白いシーンに、殺されている人
を発見したウォーレスが、死んでいるフリをしていると思い、驚かそうとし
ます。でも本当に死んでいるのでピクリとも動かないのを見て、その人の役
者ぶりに脱帽するところです。
また、警察官とのカーチェイスで以前からやりたかったことを実現しよう
とします。これもマジで追いかけている警察官たちを驚かせます。
何と言っても本人は芝居と思っていますから怖いもの知らず、それがまた
見ていて楽しい所です。そんな彼に振り回されるロシア、イギリスのスパイ
組織が滑稽です。そして最後まで劇だと思い込んでいる本人が愉快です。
主演のビル・マーレイは最近私の目によく留まります。彼を意識して見て
いるのでは無く、ストーリーが面白そうで見てみるとビルだったという感じ
です。この前ご紹介した「小さな贈りもの」でも出演していました。また、
「チャーリーズ・エンジェル」でも見かけました。ビルの作品もメンタル向
きなのでしょうか?
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★


