作品名
「ウィズ・ユー」’97年度作品
監督
ティモシー・ハットン
出演
- ケヴィン・ベーコン
- メアリー・スチュアート・マスターソン
あらすじ
ペンシルバニアの田舎町に住むハリエット(メアリー・スチュアート・マ
スターソン)は、UFOとかの奇跡を信じる10歳の夢見る少女。母親と姉
との3人暮らしでモーテルを営んでいた。そのモーテルに一組の親子が滞在
することになった。その子供は、見た目は大人であるが精神を病んでいるリ
ッキー(ケヴィン・ベーコン)であった。他に友達もいないハリエットとリ
ッキーは、いつしか年齢を超えて親友になっていった。しかしハリエットの
姉クウェンは快く思っていなかった。
そんなある日、ハリエットの母親が交通事故で帰らない人になった。今ま
で、母親がバランスを取る事でハリエットとクウェンの関係は保たれていた。
その関係が今崩れようとしていた。実はクウェンがハリエットを人一倍大切
にしようとするのは大きな理由があった。二人は衝突を繰り返しながらも
徐々に歩み寄っていった。
お勧めポイント
まず何よりもメアリー・スチュアート・マスターソンの演技が光っていま
す。10歳の少女役ではありますが、時に大人の女性を感じさせる雰囲気に
ドッキリさせられます。ケヴィン・ベーコンも難しい役柄ですが、迫真の演
技を見せ、感動を与えてくれます。
監督のティモシー・ハットンは役者出身なので、演技所や見せ場を良く心
得ており、無駄の無い、さわやかなシーンを全編に用意してくれています。
ラストの1階ポーチに座るクウェンと屋根の上に座るハリエットがお互
いを理解し合おうと歩み寄り、これから二人の生活が始まっていこうとして
いるのを上手に表わしてくれています。また、去ったはずのリッキーがハリ
エットに別れを言いにくるシーンも感動します。
ポイント
笑える度 :★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★★


