No.076 オンリー・ユー｜メンタルシネマクラブ

作品名

「オンリー・ユー」’９４年度作品

監督

ノーマン・ジェイソン

出演

マリサ・トメイ
ロバート・ダウニーＪｒ

あらすじ

　ピッツバーグに住むフェイス（マリサ・トメイ）は、運命を信じる少女で
あった。小学生の時、コックリさんで運命の人は「ディモン・ブラッドリー」
という名だと知る。さらに中学生の時、水晶占いでも同じく、その名前を占
い師から聞き、彼との出会いを夢に願っていた。
　しかしそんな彼女も大人になり、国語の先生になった。昔の夢はいつしか
忘れ去られ、プロポーズを迫られたドウェインとの婚約に幸せを一杯に感じ
ていた。結婚式まで後１０日と迫ったある日、ドウェインの友人からの電話
に愕然とした。その友人が「ディモン・ブラッドリー」と名乗ったからであ
る。運命を思い出したフェイスは、ウェディングドレスのまま空港へと向か
った。運命の人を追いかけてベニスからローマへ、フェイスの旅は続くので
あった。果たして運命の人と出会い、夢を叶えることができるのでしょう
か？

お勧めポイント

　主演のマリサがキュートな魅力を全編で振りまいてくれます。笑顔が最高
に良いです。
　ストーリーは、運命を表わす有名な作品が随所に盛り込まれています。フ
ェイスが忘れた赤い靴を運命の人が拾ってくれるシーンはシンデレラを、ロ
ーマを舞台に、真実の口が登場するシーンではローマの休日を連想させてく
れます。
　共演のロバート・ダウニーＪｒが「愛が微笑む時」でも見せてくれた幅広
い演技をこの作品でも随所で楽しませてくれます。
　さて結末はどうなるのでしょうか？運命を開くのは自分自身だという占
い師の忠告も思い出されてきます。エンディングに流れる曲の歌詞が意味深
くって、ここも見所の一つです。
　「オンリー・ユー」という作品は、２種類ありますから注意して下さい。
こちらは９４年作品です。もう一作は９１年作品で、こちらも題名どおりの
オンリー・ユーをテーマにした運命の人とのお話ですから、良かったらこち
らも見てみて下さいね。