配信

No.645 ホームタウン・ラブ

作品名

「ホームタウン・ラブ」 ‘20年度作品

監督

ルーシー・ゲスト

出演

  • モーガン・コーハン
  • マーカス・ロズナー

あらすじ

 リリー(モーガン・コーハン)はデザイナーとして都会で活躍していた。新規クライアントはリリーのデザインを気に入ってくれたが、もっと個のリリーを知りたいと、新しいデザインを要望した。
 
 その日はリリーの誕生日で彼とディナーを楽しんでいたが、リリーの叔母がケガをしたと電話が入り、急遽、ふるさとのハーバー島に帰ることになった。
 
 ハーバー島は昔のままだったが、実家の宿は修復が必要な状態になっていた。せっかくの機会だからとリリーはハーバー島でデザインを考えながら宿の修復をすることにした。
 
 ハーバー島には古くからの友人や記念日に泊まってくれる常連客がいた。マーカス(マーカス・ロズナー)もこの島の出身だったが、この島に戻って犬の里親探しをしていた。
 
 宿を維持するのは限界になっており、売りに出すしかないようだった。

お勧めポイント

 カナダからのピュアなラブ・ロマンス作品です。
 
 主人公のリリーは、ハーバー島出身だが、今は都会の暮らしに馴染んでいました。彼氏も優しく彼女を支えてくれていましたが、彼の仕事は忙しく、デート中でもメールや電話応答などに追われていました。都会ならそれが当然だと、そんな暮らしに流されていたリリーでした。でも電波も満足に受信できない島での暮らしに、今までの生活に疑問を感じるようになります。
 
 リリーが島で知り合ったマーカスはIT音痴だが素朴に犬を愛する男でした。都会では知り合うこともない男で、リリーの親友や叔母も見守ってくれます。力仕事をマーカスに頼りながら、リリーの得意なIT分野で協力して、二人の関係は徐々に近づいていきます。
 
 島にリリーの彼氏が訪れることもありましたが、やっぱりこの島には馴染まない存在なのがはっきりとしてしまいました。
 
 都会が似合う人もいますし、田舎暮らしがぴったりの人もいます。自分はどちらなのかは、実際に暮らしてみないと分かりません。また、自分の取り巻く環境によっても影響を受けますし、年齢によっても変化します。これは何度かチャレンジしないと結論は出ないでしょうし、社会変化によって、例えばテレワークの推進によっても変わってきます。最後は運命の出会いとしか思えない自分の直観を信じるのみでしょうか。
 
 ほのぼのとしたこの物語を、ゆったりとご覧ください。笑えるのが電波の受信場所です。

ポイント

笑える度   ★★
ファイト度  ☆☆☆

笑える度   ★★★
ファイト度  ☆☆
ほのぼの度  ★★★★★
スッキリ度  ☆☆
感動度    ★★