作品名
「おとなの事情 スマホをのぞいたら」 ‘20年度作品
監督
光野 道夫
出演
- 東山 紀之
- 常盤 貴子
- 益岡 徹
- 鈴木 保奈美
- 田口 浩正
あらすじ
恒例のパーティの一夜がやってきた。参加メンバーはいつもどおり、園山夫妻(田口浩正、常盤貴子)、六甲夫妻(益岡徹、鈴木保奈美)、向井夫妻、そして唯一独身の三平(東山紀之)の7人だ。
このグループの関係はさておき、夫婦暮らしに疑問を感じている向井夫人は、このグループに秘密は無いから、お互いの携帯に掛かってきた通話、メールを見せ合おうと提案した。
最初は露骨に拒絶する者もいたが、最後はその提案を受け入れた。
最初はSPAMメールなど大したことがない内容が続いた。しかし園山亭主に送信されてきたメールは、園山亭主のボーイフレンドらしき人からの動画メールだった。そこからお互いが驚くようなメールや通話が続いた。
それぞれの夫婦関係が絶体絶命の危機に直面していた。しかし唯一関係のないはずの独身貴族の三平も堕ち込んでいた。
このパーティも今宵が最後の集まりになるのか?それぞれの夫婦は離婚してしまうのか?
お勧めポイント
イタリアで大評判だった『おとなの事情』を日本版に置き換えたブラック・コメディです。
このグループはどういう関係なのか、物語の後半に判明します。映画の冒頭でもこの作品に似合わないシーンが登場しますが、それもヒントです。物語の前半でも意味不明なセリフなどが、実はヒントになっています。それは物語を観てどういうことかを理解してください。
主役級の役者7人が集まってレストランの一室で物語は展開されていきます。それぞれが主役級ですから、面白くないはずがありません。それに意外な展開が多く『え~!』と頭が混乱してしまいます。
物語の後半は心がジーンとして、涙さえ出てきます。そこへ拍車をかけて、このグループの関係が分かった時、このグループが家族のように仲が良いのも納得してしまいます。
このパーティには不参加の1名を含めた8名は、あることから兄弟のような大家族になりました。互いが互いに影響を及ぼし合う関係になりました。
『バカは世界を救う』『音痴は皆を勇気づける』
この作品を観終わった後なら、このセリフにクスッと笑えると思います。
ポイント
笑える度 ★★★
ファイト度 ☆☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆☆☆
感動度 ★★★★


