作品名
「幸せのセラピー」 ‘07年度作品
監督
メリッサ・ウォーラック、バーニー・ゴールドマン
出演
- アーロン・エッカート
- ジェシカ・アルバ
- エリザベス・バンクス
あらすじ
ビル(アーロン・エッカート)は逆玉で銀行を経営するジャコビ―家の娘婿になった。だがお人好しのビルに名門一家は居心地が悪いだけの環境だった。
ビルの奥さんジェス(エリザベス・バンクス)もそんなビルに愛想を尽かして浮気を始めた。
ビルも浮気に気づいたが、ヤル事成す事全てがビルを孤立させていくばかりで八方塞がりの状態になってしまった。
そんな折、母校で企業体験プログラムのメンターをすることになった。担当することになった男子学生は、何事もポジティブに取り組むが世の中は金だと考える青年だった。
企業体験プログラムは実企業で社会体験をするためにあるのだが、ビルの現状を知った学生から、逆にビルがアドバイスを受けることが増えた。
彼はビルの妻が浮気をしているのを知り、彼女を見返すために自分の知り合いでランジェリー店員ルーシー(ジェシカ・アルバ)とビルが良い仲のように芝居することを提案した。
芝居は大成功で妻ジェスのビルへの接し方に変化が現れた。そしてビルも心境・行動の変化があった。
お勧めポイント
ヒューマンコメディ作品です。
物語の前半、主人公ビルは酷いメタボで甘い物が大好きです。変わらなければと思いながらも何一つ実行することが出来ません。でも妻の浮気や学生のアドバイスもあり、メタボ脱出を始めます。隠して食べていたチョコを全て捨て、ボディ改善を図ります。
自分だけでは変わることが難しくっても、ちょっとしたきっかけで変われることもあります。ちょっとしたことでも始めてみたら、だんだん調子が出てくることもあります。主人公ビルが正にその通りです。物語も後半になるにつれ、だんだん物語が面白くなっていきます。主人公のぶよぶよのお腹は、見てわかるほど全身シェイプアップされていきます。
共演はジェシカ・アルバさん、エリザベス・バンクスさんと豪華な女優が登場します。特にエリザベス・バンクスさんのコメディタッチの演技は本当に楽しいです。旦那のビルとのやり取りも絶妙です。初々しいジェシカ・アルバさんも魅力だらけです。
監督は二人の連名ですが、御夫婦でメリッサ・ウォーラックさんの初監督作品になります。
さて主人公のビルは色々なことを学生から学びますが、唯一、社会人になるとはどういうことかを学生に説教するシーンがあります。学生も一番大切だと思っていたお金より、もっと大切なものがあることをビルやルーシーから学びます。
この学生ですが、一度も名前で呼ばれません(笑)
タイトルロールにも”the kid”だけです。そう、名前なんかどうでも良いのです。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆
ほのぼの度 ★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★


