作品名
「きっと、またあえる」 ‘19年度作品
監督
ニテーシュ・ティワーリー
出演
- スシャント・シン・ラージプート
- シュラッダー・カプール
あらすじ
インド工科大学への受験を控えた息子に、父親アニ(スシャント・シン・ラージプート)は、自分の子どもだから当然受かると決めつけていた。だが当の本人は、プレッシャーで一杯だった。合格率はわずか1%。100万人が受験する超難関であった。
試験結果は不合格だった。父親の期待を裏切り、負け犬となったと思った息子は、マンションから飛び降りた。
奇跡的に一命を取り留めたが、危篤の状態は続いていた。父親アニと母親マヤ(シュラッダー・カプール)は病院へ駆けつけた。父親アニは意識不明の息子に、自分が学生だった頃の話を聞かせた。
医者は絶望的な状態が続いているとのことだったが、奇跡的に意識が戻った。彼の口から出た言葉は、父親アニが語った友人のあだ名だった。
父親アニは、学生時代の自分は通称「負け犬寮」で暮らしていたことを語り始めた。自分の話だけでは息子に信じてもらえないだろうと、話に登場する旧友たちにも声を掛けた。彼らはアニの言葉に快く応えた。
お勧めポイント
インド発のヒューマンドラマです。
主人公の息子は、父親は厳格な人で、ずっと人生の勝ち組であったと思っていました。その父親の期待を裏切ることになって人生に絶望しますが、父親も自分と同じ頃があったことを知り、その物語に興味を示します。
父親の学生時代の話は、私たち第三者が聞いても本当に楽しいです。観ている人たちも自分の学生時代の話を思い出しながら、どうなるのだろうかと興味をもって続きを聞きたくなります。
物語の大半を占めるのは「負け犬寮」H4の人たちが、万年負け犬を脱するために、寮対抗のスポーツ大会GCで一念発揮することです。スポーツ大会は多くの競技を数週間に渡って寮単位で競います。色々な必勝法を考えて立ち向かう様子が本当に楽しいです。
そして物語はもう一つ、母親のマヤとのラブロマンスです。マヤも工科大学の同級生ですが、工科大学では女性は少なく、美人のマヤに皆がアプローチをしますが、皆玉砕します。ではどうしてアニは成就したのでしょうか?これは物語をご覧になられて納得、メモしてください(笑)。
インド映画は長編です。長いとは感じませんが、ラブロマンス・ヒューマン・ミュージカル、そしてコメディと盛りたくさんです。これで映画も終わりかと思わせてから、アンコールのようなシーンが続くもお楽しみです。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆☆☆
感動度 ★★★


