作品名
「おとなの恋の測り方」 ‘16年度作品
監督
ローラン・ティラール
出演
- ジャン・デュジャルダン
- ビルジニー・エフィラ
あらすじ
女たらしの元旦那とレストランで大喧嘩したディアーヌ(ビルジニー・エフィラ)は、携帯電話を忘れてきてしまった。忘れてしまったことにも気づかなかったが、見知らぬ男性から自宅に電話があり、そのことに気付かされた。
その男性と会って携帯電話を返してもらう約束をした。その男の名はアレクサンドル(ジャン・デュジャルダン)といい建築家をしているそうだ。電話でも自分のことは「すぐに分かる」と言っていたが、待ち合わせのレストランでその言葉の意味を知った。
おしゃれをして出かけたディアーヌは、すれ違う男性が振り返るほどの美女だ。一方のアレクサンドルは彼女の胸ほどの背丈しかない136CMの小男だった。びっくりしたディアーヌだったが、アレクサンドルは気にも留めずに、いきなり彼女を連れだした。向かった先はパラグライダーだった。
初体験のパラグライダーでときめいたディアーヌは、さらにアレクサンドルの屈託のない話術に魅了されてしまった。彼を知る人は、皆彼を優しく受け止めていた。それから何度かデートを重ねた。
でもデートを重ねていくうちに、ディアーヌの胸騒ぎは広がっていった。彼のことを誰にも紹介したいと思わなかったから。
お勧めポイント
「アーティスト」で主演したジャン・デュジャルダンが登場します。見始めてまず、こんなに背が低かったのか?「アーティスト」の時の共演者は、彼よりさらに小柄なのか?と驚いてしまいましたが、VFX技術がここまで進んで、このような疑問を抱かせるまでになっていました。彼の身長は182CMもあるそうです。いずれにしても共演者たちの演技も大変だったと思います。
デート経験の少ない人にはお薦めの一作かもしれません。何をどうしたら良いのか不安な事が多いでしょうが、アレクサンドルのように自然体で自分も楽しむことに徹するのが一番かと思います。また気配りも大事です。作品中で二人で踊るシーンがあります。スローテンポな曲からアップテンポな曲に変わり、戸惑っているアレクサンドルでしたが、周りに合わせて踊り始めます。どう踊ったら良いのかと考えるよりも周りを参考にしながら楽しむのが一番です。
この作品はフランス映画ですが、「アーティスト」と同じく、見た誰もが楽しめる作品です。人は何らかのコンプレックスをもっていると思いますが、それと上手く付き合っていくように、時には悲しい思いがあっても、前向きに生きていくことを伝えてくれる作品です。
この作品には面白いシーンがたくさんありますが、一番注目したのは何度かデートを重ねて、車でディアーヌを送り届けるシーンです。右へ行けばディアーヌの家へ、左に行けば僕の家へ、と自分の悩みを素直にディアーヌに打ち明けます。この気配りが重要ですね(微笑)。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★★


