作品名
「ムード・インディゴ うたかたの日々」 ‘13年度作品
監督
ミシェル・ゴンドリー
出演
- ロマン・デュリス
- オドレイ・トトゥ
あらすじ
資産家のコラン(ロマン・デュリス)は大金持ちで働くこともなく何不自由なく過ごしていた。
コランの親友シックに彼女が出来た。召使のニコラにも彼女がいることが判った。それを知ったコランは彼女を作ると宣言した。でも他人と関わることがなかったコランにはそのきっかけがなかった。
幸いニコラの姪が紹介してくれたクロエ(オドレイ・トトゥ)とつき合うことが出来た。クロエもコラン同様に純粋な心の持ち主だった。
やがて二人は結婚した。だがクロエの肺に睡蓮の花が根付くという奇病に侵された。
クロエの奇病を治すためにコランは全財産を次ぎ込んだ。金庫にあった数えきれない札束も治療に消えた。
コランは働きに出た。だが働いたことがないコランにはロクな仕事はなかった。豪華だったマイホームは荒れ果てていき、ニコラは魔術でも掛けられたように見る見るうちに年老いていった。クロエの病気も治りそうになかった。
お勧めポイント
フランスからのファンタジーなロマンス作品です。
「エターナル・サンシャイン」をご覧になられた人なら、どんな作品か雰囲気が判ると思います。とても幻想的な映像が多く、悲しい作品です。「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリーが本作の監督です。
華やかな空を飛び回るような前半と、地の底を這いまわるような後半が対象的です。後半はモノクロのような映像が続きます。
私にはこの後半の世界の方が現実かなと思えました。エンドロールに流れる音楽が作品の余韻にとっても合ってます。しばらくこのままモノクロの画面を眺めてジッとしていたい気分です。この音楽が自分に生きる力を増強させてくれるエナジードリンクのように感じます。と思っていたらまた曲調が変わります(苦笑)
主演は以前紹介しました「タイピスト!」に登場したロマン・デュリスさんです。本作の役柄もよく合ってます。運命の恋人は「アメリ」のオドレイ・トトゥさんです。
クロエがニコラの妹に「あなたがコランと結婚してくれたら良かった」というセリフがあります。人生って色々な分岐点があります。その分岐点の一つが誰をパートナーに選ぶかがあると思います。
二人の初デートがどこを選ぶかから始まり、デート場所がとてもファンタジーです。こんな乗り物があれば、本当に楽しいデートが出来ますね。
ポイント
笑える度 ★★★
ファイト度 ☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆
感動度 ★★★


