作品名
「ガン・ホー」 ‘86年度作品
監督
ロン・ハワード
出演
- マイケル・キートン
- ケディ・ワタナベ
- 山村聡
あらすじ
日本のアッサン自動車がアメリカのハードレイヒルに工場進出を計画した。そこでハードレイヒルの市民代表として、ヒイトリー(マイケル・キートン)がアッサン自動車本社へ説明に行った。
それが縁で工場の社員責任者の仕事を得ることができた。ところが、いざ運用を開始してみると、日米の文化の違いから、いざこざが絶えない。
朝のラジオ体操ひとつでも大騒ぎといった有様だ。それでも機転を利かして、社員をなだめようと懸命なヒイトリーだが、月間最大生産数の記録を作れば給料がアップすると、つい嘘をついてしまう。
その日から社員達は目の色を変えて働き始めた。それは同時にヒイトリーの顔色を青ざめさせた。果たしてハードレイヒル工場並びにヒイトリーの運命は?
お勧めポイント
シリアスな物語と思わるかも知れませんが、これはコメディです。
でも、マイケル・キートンの社員代表とケディ・ワタナベが演じる工場長が、それぞれの立場で苦悩する様子もしっかり表現されています。
特に、ヒイトリーが高校時代にバスケの試合で勝ったことを、説得のネタに絶えず使うのが笑えます。
それぞれの文化の違いをのり超えて、友情に結ばれた人々が一つの目標に向かっていく姿を、面白可笑しく描いています。時代背景は今とは違い、日本企業が海外進出を活発に行っていた頃を思い浮かべて下さい。
マイケル・キートンといえば「バッドマン」等で有名ですね。この作品では、銀座をさ迷い歩き、気が付けば静岡(?)辺りまで遠征し、最後は秋葉原に辿り着きます。ちょっと怪しげな日本の慣習に戸惑うシーンも出てきて、それをいかに対応するのかも見所のひとつです。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆☆☆
感動度 ★★★★


