作品名
「タイタニック」 ‘97年度作品
監督
ジェームズ・キャメロン
出演
- レオナルド・ディカプリオ
- ケイト・ウィンスレット
あらすじ
1912年、豪華客船タイタニック号がイギリスからニューヨークへ向けて、処女航海に旅立った。タイタニック号は、世界最大と言われたオリンピッククラスの1隻だった。タイタニックは「夢の船」と呼ばれていた。
タイタニック号には、資産家との結婚を控えたローズ(ケイト・ウィンスレット)や賭博で手に入れてアメリカに戻れることになったジャック(レオナルド・ディカプリオ)が乗り合わせていた。
ジャックはローズを一目見た時から心惹かれた。だが、貧民のジャックが上流階級のローズと話せる機会など有り得ないことだ。はたして奇跡は起こった。上流暮らしに飽き、好きでもない資産家との結婚は、ローズに死を決意させた。デッキから海へ飛び込もうとするローズを、機転を利かせて助けたのがジャックであった。
自分が知っている人種と明らかに違うジャックに、ローズは心を奪われた。それはジャックにとっても同じことだ。しかし、ローズの婚約者である資産家が二人の仲を良く思うわけもなく、二人を遠ざけようとした。
その頃、タイタニック号は社長からの命令が下った。豪華で優雅な旅だけでは満足せずに、スピードでも世間の注目を惹こうと考えた。しかし色々な問題も絡まって、タイタニック号は氷山に激突してしまった
お勧めポイント
運命の恋。誰もそれを裂くことはできない。
多くの人が知っているタイタニック号沈没の話を元に、その船に乗っていたという想定の男女のラブストーリーです。
何度見ても泣けます。見るほどに豪華な客室や華やかな衣装の紳士淑女に、心が和みます。でも前半の華やかな船が、後半では地獄の舞台に変わります。
逃げ惑う人々は何をするのでしょうか?何を考えるのでしょうか?これが実に様々で、その人の人生を伺い知ることが出来ます。また、主人公がそれらの人々とすれ違った時に、皮肉たっぷりに呟くセリフも、見逃せません。あなたなら、どのように過ごそうと思うでしょうか?これは事実ですが、ぎりぎりまで、人々の心を和まそうと演奏を続けたミュージシャンたちがいたそうです。本作でもそのシーンが取り上げられています。
主人公の恋人は17歳です。その若さが初めての本物の恋を、必死に追い続けて、主人公はその愛を貫こうと、彼女を必死に守ります。「一生懸命」とはこのことでしょう。
主人公の「折れない心」にも驚かされます。セリフにありました。「どのようなカードが配られても、そのカードを活かすことを考える」その言葉通りに、大ピンチが訪れて、およそ絶望しかないだろうというシーンでも、彼は生き延びる方法を模索します。これは本当に強い意志が、絶対に諦めない心がないことには、継続することは出来ません。私も見習いたいです。
主人公役のレオナルド・ディカプリオさんは、この作品では本当に若いです。この役にピッタリです。役柄どおり、何物も恐れない若者の特権がよく出ています。
本作は3時間にも及ぶ大作ですが、最後の最後まで見応えがあります。どうぞゆったりと楽しんでください。 一度ご覧になられた方も、また観てみることをお勧めします。デジタルリマスター版も実にキレイです。
ポイント
笑える度 ★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★★★★


