作品名
「泣き虫ピエロの結婚式」 ‘16年度作品
監督
御法川 修
出演
- 志田 未来
- 竜星 涼
あらすじ
佳奈美(志田 未来)は、ピエロ、いやクラウンを目指して修行中だ。今日も先輩クラウンのアシスタントとしてチップの1割を貰った。
ある日、友人のバーベキューパーティに参加して陽介(竜星 涼)と知り合った。第一印象は悪かった陽介だが、何時しか二人は恋に落ちた。
ジャグリングは上手くない佳奈美だったが、いつも笑顔で周りを明るくしてくれた。佳奈美は人の笑顔を見るのが大好きだ。だからクラウンという仕
事を選んだのだ。
佳奈美とは対照的に、陽介はいつも無愛想な顔をしていた。それは佳奈美の人を喜ばせるターゲットにはもってこいだった。実は陽介は佳奈美のことをバーベキューで知り合う前から知っていたのだ。
陽介には秘密があった。重い腎臓病で透析が欠かせなかった。一度は結婚を考えた陽介だったが、徐々に体が動かなくなった。このままでは佳奈美を不幸にしてしまうだけだと身を引くことを決意した。
しかし佳奈美は納得しなかった。
お勧めポイント
All for you, it’s my pleasure.
人を笑顔にすること、人を喜ばせること、人を楽しませること、それが簡単に出来たなら、こんな幸せなことはありません。
主人公は笑顔を見るのが大好きです。仕事中もみんなの笑顔に見惚れて、ミスをしてしまうほどです。そしてこの人の笑顔も本当に素敵です。目の前でこんな笑顔で、こんなに楽しい仕草をしてくれたら、誰でもこの人に好感をもってしまいます。
陽介も身勝手な男ではありません。自分や透析仲間の話を考えると、誰とも関りをもつのを拒否したくなるのも無理はありません。孤独で生きていくこと、それは誰にでも辛い生き方です。
そんな二人が出会い、接近し、離れて、また寄り添い、そして決断します。その過程のいずれも涙が出てしまいます。
日本感動大賞を受賞した実話の小説を映画化しています。泣かないはずがないストーリーに、絶対号泣したくなります。
笑えるシーンに、酒場で酔っ払った佳奈美の前に、いつからか陽介が座っています。どこから独り言を聞かれたか、一生懸命に弁解するのが笑えます。
人を思うこと、愛すること、そんなことが許されず、一人で生きるしかないかと思った人生が、こんなにも幸せが待っていたのかと、涙無くして観れません。
ポイント
笑える度 ★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★★
スッキリ度 ☆☆
感動度 ★★★★


