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No.605 マイ・ファニー・レディ

作品名

「マイ・ファニー・レディ」 ‘14年度作品

監督

ピーター・ボグダノヴィッチ

出演

  • オーウェン・ウィルソン
  • イモージェン・ブーツ

あらすじ

 アーノルド(オーウェン・ウィルソン)はLAからニューヨークへの出張を利用して高級コールガールを頼んだ。現れたのはイザベラ(イモージェン・ブーツ)という女性だったが、その人の好さに共感したアーノルドはコールガールを辞めるなら3万ドルをプレゼントすると約束した。だがこの決め台詞を何度言ったか覚えていないアーノルドだった。
 
 イザベラは女優になるのが夢だった。彼女にエージェントが紹介したオーディションはコールガール役であった。これこそ自分に相応しい役柄だと思ったイザベラは早速オーディションに出かけた。
 
 オーディション会場にいたのは演出家のアーノルドだ。アーノルドは大慌てで彼女を追い返そうとした。だが周りの人は彼女の才能を見抜いた。彼女こそこの役に相応しいと逆にアーノルドに進言した。アーノルドとの関係を盗み見していた男優も弱みを握ったと微笑んだ。

お勧めポイント

 三谷幸喜監督もビックリのドタバタ喜劇です!
 
 10人以上の人物が登場します。一見すると無関係だと思われた人々が、どこかで繋がっているのが笑えます。この二人が繋がっていたのかと判って大笑いのシーンも多いです。出てくる人物が誰と繋がるか想像してみるのも楽しいですよ。
 
 特にレストランやホテルですれ違う人々のハラハラドキドキは、三谷監督作品でよく見るようなシーンです。三谷幸喜作品が好きな人は、おそらくこの作品もツボにはまること間違いなしと思います。
 
 イザベラの履いているショートパンツですが、なぜかポケットの裏がはみ出ているのが気になります。こういうファッションってあるのでしょうか?
 
 カウンセラーが逆にプロファイリングされて堕ち込むのが笑えます。絶対と言うものはあり得ないのが本作のコンセプトでしょうか。
 
 さてこの状況でイザベラはどうなったのでしょうか?彼女がその当時を振り返って話すシーンは笑ったりほろっとしたりとオシャレな会話です。
 
 上質のワインとピザを食べながら、温かみ溢れる本作を、できれば大切な人とお楽しみください。

ポイント

笑える度   ★★★★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★★
スッキリ度  ☆☆☆☆
感動度    ★★★