No.727 ルパン三世 カリオストロの城
作品名
「ルパン三世 カリオストロの城」 ‘79年度作品
監督
宮崎 駿
出演
- 山田 康雄(声の出演)
- 小林 清志(声の出演)
- 島本 須美(声の出演)
あらすじ
ルパン(山田康雄)と次元(小林清志)は、ギャングたちに追い駆けられていた少女を助けた。だがルパンが気を失っている間に、少女はギャングたちに連れ去られてしまった。
意識を取り戻したルパンは、彼女が残した指輪を発見した。指輪には紋章が。ルパンは見覚えがある。そう思ったルパンと次元はある城へ向かった。その城にも指輪と同じ紋章があった。
調査を開始したルパンたちは、彼女はクラリス(島本須美)といい、カリオストロ公国の大公の忘れ形見だと分かった。クラリスはカリオストロ伯爵と結婚する段取りになっていた。カリオストロ伯爵は大公夫妻の死後、公国の政権を独占したが、評判はよくないことも分かった。どうやら伝説の財宝を手に入れるのが目的のようだ。
クラリスはカリオストロ伯爵との結婚が嫌で逃げ出したのだ。ルパンは指輪からある出来事を思い出した。クラリスを奪還し、結婚を止めようと決意した。次元にはどうしてクラリスを援護するのか腑に落ちなかったが、ルパンと行動を開始した。
お勧めポイント
ほとんどの人は「ルパン三世」を知っていると思います。声を聞いただけで、登場人物の誰なのか分かるのではないですか。本作はTVシリーズ第一作の声優さんが、”ほぼ”勢ぞろいです。
ルパンがクラリスに、盗まれてくれるように哀願するシーンは、本当にロマンチックです。あのように囁かれたら、誰だってルパンの虜になるでしょう。
このクラリスの声優さんは、「風の谷のナウシカ」のナウシカの声です。この作品をご存知の方は、これだけで声、雰囲気を分かってもらえるのではないでしょうか。
ルパンの相棒といえば、次元大介。別作で二人の出会いを描いたものもありますが、リボルバーの名手。0.5秒の早撃ちで、ルパンの片腕として欠かせない存在です。
石川五右エ門は出番が少ないですが、「またつまらぬものを斬ってしまった」という名セリフと共に、ある物を斬ります。今回は『これを斬ったのか!』と大笑い間違いなしです。
ライバルの銭形警部の登場も重要です。よくあることですが、本作でもルパンと協力して、カリオストロ伯爵の陰謀を阻止しようとします。
峰不二子。本作では残念ながらエロチックなシーンはありませんが、ポイントを抑えた登場です。去り際もいつものとおりです。
冒頭で第一作の声優が”ほぼ”と書きましたが、この峰不二子の声優さんだけは違ってます。TV第二作以降は本作の声優さんですから、こちらの声の方が聞き覚えのある人は多いと思います。TV第一作も当初この声優さんが担当予定でしたが、あのエロチックな声が出せないという理由で下りたと知りました。TV第二作から決意して担当されたそうです。
最後に、監督・脚本は宮崎駿さんです。スタジオリブリ作品は何作もご覧になっていると思います。さきほどのルパンとクラリスのロマンチックなシーンをご紹介しましたが、一番キュンとくるのは、ラストの銭形警部の一言です。何を言うのかは、ご自身で味わってくださいね。その直前のルパンとの会話から泣けてきます。宮崎監督の想いが伝わってきます。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆☆☆
感動度 ★★★★


