No.723 おかしな、おかしな、おかしな世界
作品名
「おかしな、おかしな、おかしな世界」 ‘63年度作品
監督
スタンリー・クレイマー
出演
- スペンサー・トレイシー
あらすじ
140Kmのスピードで崖下に落ちた車を、通りがかった人々が救助へ向かった。あいにく運転手は瀕死の重傷で、今際の際に「35万ドルの金を隠してある。サンターロージーターの州立公園の大きなWの下に眠っている。警察には取られるな」と言い残して死んだ。
それを聞いた5人の男たちは、駆けつけた刑事の取り調べもそこそこに、その場を逃げ出した。警察が追跡しているのも知らずに。
5人の男と同乗者3人を含めた8人は話し合いをした。だが35万ドルの分配で意見がまとまらず、結局、早いもの勝ちということになった。
死んだ男は強盗犯で、彼が隠した現金を15年も追いかけていたカルペッパー警部(スペンサー・トレイシー)が一番ショックを受けた。
公園を目指した人々は、思い思いの方法で一番にたどり着けるように行動した。飛行機で移動するもの、車の故障でタクシーに乗って移動するもの、他に手立てがなく自転車で移動するもの。
あろう事か彼らの話を聞いてしまった人々も、隠し場所へ殺到した。さらにカルペッパー警部も現地へ駆けつけた。定年の近いカルペッパー警部は貰える年金が少ないのを気にしていたが、とうとう悪魔が彼に囁き始めてた。
お勧めポイント
とても楽しいコメディ大作です。作品完成時には210分もあった上映時間が、いろいろとあって一般的には161分に落ち着いたという経緯があります。でも長すぎるとは決して思えない物語です。
あらすじに書いた登場人物だけでも9人がお宝を手に入れるべく行動します。出演者枠に書ききれないので、代表として「老人と海」のスペンサー・トレイシーさんだけを書きました。特筆する出演者に「刑事コロンボ」で一躍有名になったピーター・フォークさん、バスター・キートンさんやジェリー・ルイスさんも懐かしいです。
1963年作品ですから、カーチェイスなどは実車を使ったスタントマンによる映像です。今ならVFXで簡単にできるのでしょうが、実写の迫力は新鮮です。この映画全体に言えますが、ドリフターズの「8時だよ、全員集合」をロケでやっているようなものです。それを裏付けるように「全員集合」というセリフもありました(笑)。さらに消防車のハシゴが右へ左へ傾き、一番上で必死にしがみついている人たちが一人ずつ振り落とされるシーンも、ドリフそのものです。
こういう作品は、日本語吹替で見るのも楽しいです。ハチャメチャなセリフを追いかけることなく俳優さんの表情や展開に刮目できます。声優陣の声を聞くだけで楽しさが倍増です。これが昭和の洋画の楽しみ方の醍醐味です。
最後の最後のカルペッパー警部のセリフと、そのオチも出演者と共に大笑いできます。
なぜか作品開始前のエンドロールと本編終了後に、音だけで映像がない時間がしばらくあります。これは何でしょうか?私のように装置が故障したのかとアタフタさせる意図でしょうか?(笑)ネタバレを言ってしまったのかな(爆)。ついでにIntermission(休憩)も表示されますので、トイレ休憩はこのタイミングでPauseを押してください。それまでは我慢しましょう。
ポイント
笑える度 ★★★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆☆☆
感動度 ★


