作品名

「カリートの道」 ‘93年度作品

監督

ブライアン・デ・パルマ

出演

  • アル・パチーノ
  • ショーン・ペン

あらすじ

 麻薬王のカリート(アル・パチーノ)は30年の刑期だったが、弁護士のデイブ(ショーン・ペン)が目を掛けて育ててくれたお礼にと、あの手この手を駆使して、わずか5年で出所させることに成功した。

 生きてシャバに出られると思っていなかったカリートは、デイブを命の恩人だと感謝し、犯罪からも足を洗おうと決めた。かつての恋人ゲイルと共に南の楽園へ移住し、余生を過ごそうと考えた。

 そのためには金がいる。とりあえず昔の仲間のクラブで経営者として働き、貯金していくことにした。

 全盛期のカリートを知っている者も少なくなったが、今でも彼の名は伝説として残っていた。それにカリートの立ち振る舞いは大物であることを証明するには十分だった。

 犯罪に自ら手を染めることはなかったが、昔の仲間や親族から犯罪と知らされずに、片棒を担がされることがあった。

 何よりも辛かったのが、弁護士デイブからマフィアの大物の脱獄を手伝ってくれ、というものであった。命の恩人と思っているデイブの依頼をカリートは断ることが出来ず、その場にいるだけとの約束で立ち会った。

 予てから弁護士のデイブはマフィアに弱みを掴まれていて、いずれは身の破滅を招くと考えていた。

お勧めポイント

 名優アル・パチーノ、ショーン・ペンの共演作が面白くないはずがないです。さらにブライアン・デ・パルマ監督とくれば、物語の面白さもワクワクすると大きく期待でした。

 そもそもブライアン・デ・パルマ監督の「キャリー」を久しぶりに観て、忘れていた結末にショックを受けました。その躍動感の余韻のまま、「カリートの道」を続けてみました。

 上映時間144分は短い。特にラスト30分の”南の楽園への脱出”が成功するのか、シーンの切り替えも早く、息する時間も忘れて見入ってしまいました。

 主人公がいくら今までの行為を反省して、考えを改め、生活を変えようと思っても、ほとんどの昔の仲間は変わってません。また本人も改めたつもりでも、苛立った時には元々の性質(自)が出てしまうこともあります。”変えられるのは、自分と未来”というのを本作は思い出させてくれました。

 もう一つ、主人公は”人との絆は変わらないもの”と思っていたようですが、彼が一番信頼すれば良かったのは、彼が一番大切にしたいと願っている人の言葉だったのかなと、涙しました。

 

ポイント

笑える度   ★
ファイト度  ☆☆☆
ほのぼの度  ★
スッキリ度  ☆☆
感動度    ★★★★