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No.657 雪の華

作品名

「雪の華」 ‘18年度作品

監督

橋本 光二郎

出演

  • 登坂 広臣
  • 中条 あやみ

あらすじ

 美雪(中条あやみ)は余命1年と宣告された。落ち込んで途方にくれた美雪は街角でバッグを盗まれてしまった。咄嗟に声も出なかったが、盗られたバッグを取り返してくれた青年がいた。青年は『もっと声を出せよ』と言い、去っていった。
 
 ある日、美雪は街角で青年を見つけた。後をつけていくと、喫茶店に入って行った。美雪も中に入ったが、彼はここのスタッフだった。
 
 彼の名前は悠輔(登坂広臣)といい、妹弟を支えながらガラス工芸家を目指していた。
 
 喫茶店のオーナーと悠輔の話を立ち聞きしてしまった。店は経営難に陥っていて100万円が必要だった。落ち込む悠輔をみて美雪は決断した。
 
 貯金した100万円を悠輔にあげる代わりに、1ヵ月間恋人になってもらうことを条件に出した。訳の分からない悠輔だったがお金は必要だったので、その条件を受け入れることにした。
 
 美雪は『恋人としたいこと』をノートに書き綴った。そしてそこに書いたことが実現することを願った。

お勧めポイント

 中島美嘉さんの同名曲を物語にしたラブ・ストーリーです。
 
 恋愛に不慣れな二人がひょんなことから出会い、契約だと割り切っていたが気付いたらお互いに好きになっていました。でも美雪の運命は長くはありません。美雪はもちろんそれを判っていますが、何も知らない悠輔やその妹弟は美雪との繋がりがもっともっと続くものだと信じてます。
 
 美雪の夢はフィンランドでオーロラを見ること。その夢を少しでも叶えるために悠輔をフィンランド旅行に誘います。教会でいつまでも祈りを続ける美雪を、悠輔は怪訝な気持ちで見ていました。オーロラはまだ見えない季節だが美雪には時間がなかった。
 
 お互いに純粋ですから恋には奥手で、何を考えているのか分かり易くって助かります(苦笑)各シーンで背中を押してあげたくなります。
 
 前半は微笑ましいシーンの連続、後半は涙ばかりのシーン、ティッシュと温かい飲み物を用意して、それと部屋も出来るだけ暖かくして、ご覧くださいね。後半の美しいフィンランドの風景は想像以上に寒く感じます。でも心は本当に熱くなります。
 
 今回は注文が多いですが、出来るだけ大画面の方が物語に入り込めると思います。フィンランド行きたいですね(笑)
 
 葉加瀬太郎さんの演奏もシーンを彩ってくれます。
 『声出していきましょう!』
 ネットでもご覧になれるサイトがあります。

ポイント

笑える度   ★★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★★
スッキリ度  ☆☆☆
感動度    ★★★★★