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No.041 アイリスへの手紙

作品名

「アイリスへの手紙」’90年度作品

監督

マーチン・リット

出演

  • ジェーン・フォンダ、ロバート・デ・ニーロ

あらすじ

 ひったくりに遭って困っていたアイリス(ジェーン・フォンダ)を助けたのは、同じ工場でコックをしているスタンリー(ロバート・デ・ニーロ)だった。

 同僚ということもあって話をするようになった二人。でもアイリスは、スタンリーに変わったところがあるのに気づいた。

 その理由は、スタンリーが字の読み書きをできないことにあった。スタンリーの切なる願いを聞き入れたアイリスは、彼に字を教え始めた。やがてそれは愛情に変わっていった。

お勧めポイント

 この映画が始まった頃、字を読み書き出来ないことがどれほど大変なことであるか、認識できていませんでした。漠然と辛いことだろうとしか思っていませんでした。


 でも、職にさえ満足に就かせてもらえないということを痛感しました。優秀なコックであるのに、人が嫌がるような仕事にしか就けなかったりします。その分、聖書さえ読めるようになったスタンリーが、アイリスへの感謝と愛を綴った手紙は、素晴らしいものがあります。


 日本の識字率は95%前後と、ほとんどの人が読み書きできますので、このような題材はピンとこないところがあると思いますが、アメリカでのそれは、80%前後ということです。それだけに、現実にも同じような悩みをもっている人が多いのです。

ポイント

笑える度   ★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★
スッキリ度  ☆☆☆
感動度    ★★★