作品名

「大学の若大将」 1961年度作品

監督

杉江 敏男

出演

  • 加山 雄三
  • 星 由里子
  • 田中 邦衛

あらすじ

 京南大学水泳部の田沼雄一(加山雄三)は、部活に励んでいた。”若大将”というニックネームが示すとおり、水泳部のエースとしてチームを引っ張っていた。近々開催される水泳大会でも優勝が期待されている。

 若大将は部活費を捻出するため、チームメイトとバンド演奏もやっていて、パーティを催すことにした。ひょんなことから知り合った石山製菓に勤務する中里澄子(星由里子)にもパーティ券を売りつけたが、パーティには若大将と踊るのを楽しみにした女子が殺到し、澄子は怒って帰ってしまった。

 若大将の人気が面白くないのは、若大将の同級生で石山製菓の御曹司である石山新次郎(田中邦衛)も同じだった。気にかけていた澄子にも若大将がちょっかいを出したからだ。石山は仲間からは”青大将”と呼ばれていた。

 若大将の実家は老舗のすきやき屋「田能久」だ。部活やチームメイトの栄養補給にと店の高級肉を持ち出したり、授業料を着服していたのがバレてしまい、とうとう父親から勘当を言い渡されてしまった。

お勧めポイント

 青春ドラマとして一世を風靡した加山雄三さんの若大将シリーズです。

 若大将シリーズは1961年から1971年にかけて17作が公開されました。本作はその第1作として主な登場人物や物語の流れがわかります。加山雄三さんの等身大の物語を映画化したような作品です。

 若大将シリーズに”なくてはならぬもの”は、歌(演奏)シーンと青大将、それと他のシリーズにも言えるマドンナの登場です。特に若大将シリーズでは後の大ヒット曲「君といつまでも」が登場します。加山雄三さんは弾厚作というペンネームで作曲まで手掛けています。

 それに青大将の存在。主人公にライバルが必要なのは多くのドラマでも登場します。本シリーズの青大将は、田中邦衛さんの人柄(「北の国から」が多分に影響を受けてますが)を表すような憎めないライバルです。なぜ”青大将”なのか?調べてみると映画「椿三十郎」とも絡んだすごいエピソードがありました(詳しくはネットで調べてみてくださいね)

 若大将のマドンナとして本シリーズ前半では星由里子さんが登場します。私の記憶では怪獣映画に出ていたイメージが強かったのですが、本作で清楚なヒロインというイメージに上書きされました。本当に素敵な女性で街角を歩いていても気づけない自然さがあります。

 上原謙さんが水難事故を助けられる社長役で登場します。上原謙さんと言えば、加山雄三さんの実の父親です。本当に親子共演なのですね。

 本当に若大将は、”MMK”ですね!(この意味も本作最後あたりで)

 お盆休みやお正月休みは、シリーズ作をじっくりと観たい気分になります。このお盆休みは、夏らしい若大将シリーズはどうでしょうか?

ポイント

笑える度   ★★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★
スッキリ度  ☆☆☆
感動度    ★★